シミュレートされたトランザクション明細の明細レベル詳細

「税金明細詳細」ページを使用して、対応する税金構成詳細を使用して計算された税金明細をトランザクション明細ごとにレビューします。

「シミュレータ・トランザクションの管理」タスクから、「シミュレータ・トランザクション」ページの「税金明細の表示」ボタンをクリックして、「税金明細詳細」ページを開きます。

次の詳細が表示されます。

  • 税制、税金、税管轄区域、税金ステータス、税率コードおよび税率

  • 税額および課税対象額

  • 税金使用可能ステータス

  • インジケータ(税込、自己申告、手動入力、税金のみの明細など)

  • 計算された税額および課税標準修正率

  • 法的根拠テキスト

  • 供給場所

各トランザクション明細に関連付けられた税金明細について、次のような各税金明細に固有の属性をレビューできます。

  • 端数処理ルール

  • 税込

  • 最小計上可能ユニットおよび税金精度

  • 税率変更

端数処理ルール

「端数処理ルール」ダイアログ・ボックスには、トランザクション明細に対する端数処理の詳細が表示されます。端数処理ルールについては、次のとおりです。

  • 最小計上可能ユニットに対する税金の端数処理に使用されます。

  • ダイアログ・ボックスに表示される階層に指定された端数処理レベルに基づいて導出されます(レベル1がレベル2より優先されるなど)。

端数処理レベルについては、次のとおりです。

  • ヘッダー・レベルの場合、請求書ごとに各税率に対して1回、計算された税額に端数処理が適用されます。

  • 明細レベルの場合、各請求書明細に対して、計算された税額に端数処理が適用されます。

税込

「税込」ダイアログ・ボックスには、トランザクション明細に対する税込または税抜の強制に関連する設定が優先度順に表示されます。

明細番号の税込の詳細は、次のとおりです。

  • 「優先度」: レベル0の優先度は他のすべての値より優先される最上位の優先度で、レベル5の優先度は最下位または他になにも投入されていない場合のデフォルトです。

  • 「税込」: 値は「はい」または空白で、空白は税込処理のオプションが選択されていないことを意味します。

トランザクション入力値税込が「はい」に設定されている場合、これは、トランザクションに対してこのオプションが直接上書きされたことを意味します。

最小計上可能ユニットおよび税金精度

「最小計上可能ユニットおよび税金精度」ダイアログ・ボックスには、これらの値の導出が優先度別に表示されます。

  • 最小計上可能ユニットは、税額に使用できる最小単位です。

  • 税金精度は、税金を計算する小数点以下の桁数を示す1桁の数字です。

たとえば、精度0は整数の通貨に端数処理します。計算された税額1.366を1.37に端数処理するには、次のように定義します。

  • 税金精度「2」

  • 端数処理ルール「切上げ」または「四捨五入」

  • 最小計上可能ユニット「.01」

結果が予想した内容でない場合、ダイアログ・ウィンドウには定義のソースに関して詳細情報が提供されます。1の優先度は最も高く、通貨レベルでの定義が税金レベルでの定義より優先されます。

税率変更

「税率変更」ダイアログ・ボックスは、適用可能なレートの修正が適用されたかどうかを識別します。このダイアログ・ボックスには、次の項目が表示されます。

  • 税率名

  • 変更前の税率

  • 免税または例外あるいはその両方が適用されているかどうかを識別する属性

  • これらの各変更後の税率

たとえば、元の税率に免税が適用されたかどうかを確認できます。