プロジェクト・タイプの作成
プロジェクト・タイプを作成して、間接費計算、請求、資産計上およびプロジェクト・カテゴリに関する基本プロジェクト構成オプションを制御します。
プロジェクト・タイプは、ビジネスで管理するプロジェクトのプライマリ分類です。プロジェクトを作成するには、1つ以上のプロジェクト・タイプを設定する必要があります。
次の各項では、プロジェクト・タイプを作成する方法について説明します。
プロジェクト・タイプの基本情報の入力
プロジェクト・タイプを作成するには:
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「プロジェクト・タイプの管理」タスクを検索します。
」をクリックし、「 -
「プロジェクト・タイプの管理」リンクをクリックします。
「プロジェクト・タイプの管理」ページを使用して、プロジェクト・タイプを表示、作成および編集します。
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「作成」アイコンをクリックして、プロジェクト・タイプを作成します。
「プロジェクト・タイプの作成」ページを使用して、プロジェクト・タイプに関連付けられた各プロジェクトが継承する、間接費計算、請求、資産計上、区分カテゴリなどの基本プロジェクト構成オプションを指定します。
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プロジェクト・タイプ名を入力し、このプロジェクト・タイプが使用可能な期間の開始日を選択します。(オプション)このプロジェクト・タイプが使用可能な期間の終了日を選択し、摘要を入力します。
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プロジェクト・タイプを割り当てるセットを選択します。
ノート: プロジェクト・マネージャは、ここで選択したセットに関連付けられているビジネス・ユニットで作成されたプロジェクト・テンプレートおよびプロジェクトにのみ、このプロジェクト・タイプを使用できます。セットの割当に関する追加情報は、このドキュメントの「財務プラン・タイプの作成」の項も参照してください。 -
作業タイプを選択します。
「作業タイプの管理」ページで作業タイプを作成します。作業タイプは実績作業および予定作業を分類します。作業タイプを使用して、支出項目が請求可能かどうかを判断し、相互賦課金額をコストおよび収益に分類し、振替価格金額を計算します。
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プロジェクトの間接費を記録するには、「間接費計算可能」チェック・ボックスを選択します。
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プロジェクト作業を顧客に請求するには、「請求可能」チェック・ボックスを選択します。
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資産をプロジェクトに割り当てるには、「資産計上可能」チェック・ボックスを選択します。
間接費計算オプションの選択
間接費トランザクションを作成して計上する方法を制御します。プロジェクト・タイプの間接費計算を使用可能にしている場合、個々の間接費コンポーネントまたは合計総コスト金額を計上するように選択できます。
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「間接費計算オプション」タブにナビゲートします。
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このプロジェクト・タイプで定義されているプロジェクトの「デフォルトのコスト間接費スケジュール」を選択します。プロジェクト・マネージャは、この値をプロジェクト・レベルまたはタスク・レベルで変更できます。
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プロジェクトおよびタスクを作成して保守する際、デフォルトのコスト間接費スケジュールを変更できるようにするには、「プロジェクトおよびタスクに対するコスト間接費スケジュール変更の許可」チェック・ボックスを選択します。あるプロジェクト・タイプのすべてのプロジェクトで内部原価計算に同じスケジュールを使用する場合は、このオプションを有効にしないでください。
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次の表は、間接費勘定について決定すべき項目を示しています。
オプション名
決定
間接費を同一の支出項目に含める
間接費および直接費の金額を同じ支出項目に含めるかどうかを決定します。合計総コスト金額を各支出項目の直接費を含む値として格納できます。
間接費コンポーネントの支出項目の作成
同じ支出項目に間接費金額を含めるが、間接費詳細を表示する必要があるかどうかを決定します。間接プロジェクトおよびタスクの間接費金額ごとに支出項目が作成されます。
「プロジェクト名」および「タスク名」
間接費支出項目を受け入れるプロジェクト、およびオプションでタスクを決定します。
間接費に別の支出項目を作成
直接費と同じプロジェクトおよびタスクに別の支出項目として間接費金額を計上するかどうかを決定します。
間接費会計仕訳の作成
間接費の会計仕訳を作成するかどうかを決定します。
ノート: この設定を選択すると、合計総コスト金額(つまり、直接費と間接費の合計)ではなく、間接費金額に対して個別の仕訳明細が作成されます。この仕訳明細は、直接費仕訳明細とは独立して作成されます。レポートのためにのみ間接費を計算し、総コストを一般会計にエクスポートしない場合は、このチェック・ボックスの選択を解除します。
総コスト会計仕訳の作成
合計総コストに対して個別の仕訳明細を作成するかどうかを決定します。
注意: 個別の仕訳明細が直接費および合計総コストに対して作成されると、直接費は2回計上されることになります。このオプションを使用して、コスト資産またはコスト仕掛品勘定科目の合計総コスト金額を追跡できます。
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「保存」をクリックします。
資産計上オプションの選択
資産計上オプションを構成し、プロジェクト・タイプに関連付けられた各プロジェクトが継承するオプションを決定します。
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「資産計上オプション」タブにナビゲートします。
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次の表は、「CIP」セクションで行う必要がある決定を示しています。
オプション名
決定
コスト・タイプ
このプロジェクト・タイプのプロジェクトに対して、コストを総コスト金額または直接費金額のいずれで資産計上するかを決定します。
資産明細グループ化方法
資産明細を集計する方法を決定します。最上位レベルの集計である「すべて」を選択するか、支出カテゴリまたは支出タイプ別の集計を選択できます。
資産コスト配賦方法
間接費および共通コストを複数の資産に自動的に配分するかどうかを決定します。
イベント処理方法
資産およびコストを徐々にグループ化する方法を決定します。定期または手動イベントのいずれかを使用するか、イベントを使用しないことを選択できます。
資産定義の完了必須
Oracle Fusion Assetsにコストを送信する前に、完全な資産定義が必要かどうかを決定します。
インポートされた資産明細の情報をOracle Fusion Assetsで入力する必要はありません。「Oracle Fusion Assetsへの資産の転送」プロセスによって、資産明細が完全な定義とともにOracle Fusion Assetsの転記キューに直接配置されます。
サプライヤ請求書のグループ化
資産明細グループ化方法に従って、サプライヤ請求書の支出項目を1つの資産明細に統合するかどうかを決定します。
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サプライヤ請求書をグループ化しない場合は、「サプライヤ請求書」セクションで次のいずれかのオプションを選択します。
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新規追加: サプライヤ請求書明細の各支出項目を、「新規」ステータスを持つ個別の追加明細としてOracle Fusion Assetsに送信します。
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マージ追加: 各サプライヤ請求書明細を、「マージ済」ステータスを持つ個別の追加明細としてOracle Fusion Assetsに送信します。
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オプションで、「資産計上利息」セクションで、このプロジェクト・タイプを使用するプロジェクトによって継承される「デフォルトの資産計上利率スケジュール」を指定します。
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プロジェクト・マネージャが資産計上利率スケジュールをプロジェクト・レベルで変更できる場合は、「上書きの許可」チェック・ボックスを選択します。
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「保存」をクリックします。
分類の選択
プロジェクト分類を割り当て、「区分カテゴリの管理」ページで定義したカテゴリおよびコードに従ってプロジェクトをグループ化します。
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「分類」タブにナビゲートします。
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「行の追加」アイコンをクリックします。
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区分カテゴリを選択します。
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「すべてのプロジェクトへの割当」チェック・ボックスを選択すると、このプロジェクト・タイプを使用するすべての新規プロジェクトについて、分類がプロジェクト定義に自動的に追加されます。
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プロジェクト・タイプに追加する区分カテゴリごとにプロセスを繰り返します。
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「保存」をクリックします。