収益方法の作成

収益方法を作成して、契約の収益金額を計算する方法を決定します。

次の各項では、収益方法を作成する方法について説明します。

収益方法の基本情報の入力

収益方法を作成するには:

  1. ナビゲータ」→「設定および保守」をクリックし、「収益方法の管理」タスクを検索します。

  2. 収益方法の管理」リンクをクリックします。

    「収益方法の管理」ページを使用して、収益方法を作成したり、収益方法をレビュー、編集または削除します。

  3. 作成」アイコンをクリックして、収益方法を作成します。

  4. 「収益方法の作成」ページで、収益方法名を入力します。

  5. ステータスを指定します。収益方法を使用可能にするには、「アクティブ」を選択します。

  6. 次の表は、契約または契約明細にあるトランザクションの収益金額計算の基準を決定するために選択する収益方法分類を示しています

    収益方法分類

    摘要

    金額ベース

    請求イベントの完了時に収益を認識します。

    請求時

    顧客への請求時に、請求および収益に関する請求レート、間接費スケジュールまたは振替価格設定の共通セットを使用して収益を認識します。

    発生時

    コストの発生時に、請求および収益に関する請求レート、間接費スケジュールまたは振替価格設定の収益固有セットを使用して収益を認識します。

    完了率

    契約明細または関連プロジェクトのプロジェクト進捗に基づいて収益を認識します。

    「完了率」収益方法分類を選択すると、「完了率」請求拡張が収益方法に自動的に追加されます。拡張によって、契約明細または契約明細に関連付けられたプロジェクトに対して消費率収益金額を使用する請求イベントが自動的に作成されます。

    消費率

    予算コストに対する実績コスト累計に基づいて、進捗の計算時に収益を認識します。

    「消費率」収益方法分類を選択すると、「消費率」請求拡張が収益方法に自動的に割り当てられます。拡張によって、契約明細に対して消費率収益金額を使用する請求イベントが自動的に作成されます。

    レート・ベース

    コストの発生時に、請求レート、間接費スケジュールまたは振替価格レートの収益固有セットを使用して収益を認識します。

    請求に固定価格を使用する場合、または請求と収益に異なる間接費スケジュールが必要な場合に、この収益方法分類を使用します。また、同じ契約明細の請求プランに対する請求方法分類が完了率または消費率の場合にも、この収益方法分類を使用できます。

    ノート:請求時」または「発生時」の収益方法分類で収益方法を使用できるのは、レート・ベースの請求方法分類がある請求方法と組み合せた場合のみです。この場合、その請求方法に対して選択された請求レート、間接費または振替価格スケジュール・タイプが、請求および収益認識に使用されます。
  7. 会社間請求の収益方法のみを有効にするには、「会社間請求に収益方法を使用」チェック・ボックスを選択します。企業内の法的エンティティ間における内部ビジネス・アクティビティを追跡するには、このオプションを設定した収益方法を使用します。収益方法が外部パーティへの請求に使用される場合は、チェック・ボックスの選択を解除します。

レート・ソースの定義

収益方法分類が「レート・ベース」の場合は、労務および非労務レートに対して、次の中から収益方法のスケジュール・タイプを1つ選択する必要があります。

  • 請求レート

  • 間接費レート

  • コスト払戻可能

  • 振替価格(会社間請求に収益方法を使用する場合に選択可能)

請求拡張の割当

「請求拡張割当」セクションを使用して、収益方法に請求拡張を追加します。この場合、収益方法に関連付けられた収益プランを使用する契約明細では、請求拡張を使用して収益金額を計算します。

ノート: Oracle Fusion Project Billing Cloud Serviceの使用時は、クライアント拡張を収益方法または請求方法に割り当てることはできません。