請求サイクル
請求サイクルを使用して、プロジェクトの請求および請求書の生成の頻度と日付を制御します。
請求プランへの請求サイクルの適用方法
請求が請求プランの対象になるかどうかは、次のことによって異なります。
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「請求書の生成」プロセスの現在の実行における1つの契約または契約の範囲。
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「請求書の生成」プロセスの現在の実行に対するパラメータとして指定された請求日。このパラメータが指定されていない場合、システム日付が請求日として使用されます。
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アプリケーションで計算される次の請求日。
1つの契約の場合
1つの契約に対して「請求書の生成」プロセスを実行すると、請求サイクルの値に関係なく、請求プランは常に請求の対象と見なされます。
契約の範囲の場合
契約の範囲に対して「請求書の生成」プロセスを実行すると、アプリケーションによって次の操作が実行されます。
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請求プランおよび請求サイクル値の請求書配分に保存された最新の請求日に基づき、次の請求日が日数に換算されて計算されます。
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計算された次の請求日がユーザー指定の請求日の後である場合、請求プランは請求に不適格と見なされます。結果として、どのトランザクションも請求されません。
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計算された次の請求日がユーザー指定の請求日の前であるトランザクションの請求書を生成します。
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現在の実行で作成されたすべての請求書配分の請求書配分表に、ユーザー指定の請求日プロセス・パラメータ値を格納します。この日付は、請求書の生成プロセスを実行するとき、次回の請求日の計算で使用される最新の請求日となります。
様々なシナリオを理解するために、この表を見てみましょう。
契約数 |
定義された請求サイクル |
最新請求日 |
ユーザー定義の請求日 |
次の請求日 = 最新請求日 + 定義された請求サイクル値 |
次の請求日がユーザー指定の請求日の前か当日か後か |
請求に適格と見なされる請求プラン |
説明 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1つの契約 |
30日 |
任意の日付 |
任意の日付 |
スキップ |
スキップ |
常時 |
請求サイクル適格チェックがスキップされます。請求プランは、請求サイクルの値に関係なく、常に1つの契約に対する請求の対象となります。 |
契約の範囲 |
30日 |
4月15日 |
5月1日 |
4月15日 + 30日 = 5月15日 |
5月15日は5月1日の後 |
いいえ |
計算された次の請求日はユーザー指定の請求日の後です。 |
契約の範囲 |
30日 |
4月15日 |
5月20日 |
4月15日 + 30日 = 5月15日 |
5月15日は5月20日の前 |
はい |
計算された次の請求日はユーザー指定の請求日の当日または前です。 |
契約の範囲 |
常に対象 |
任意の日付 |
任意の日付 |
スキップ |
スキップ |
常時 |
請求サイクル適格チェックがスキップされます。請求プランは常に請求の対象となります。 |