ユーザー名、パスワードおよび通知のプリファレンスの設定
セキュリティ・コンソールを使用して、ユーザー名、パスワードおよびユーザー通知のプリファレンスを設定します。 たとえば、強度の高いパスワードを設定するようにユーザーに要求したり、短いユーザー名を実装したり、ユーザーが受信する通知のテキストを変更したり、通知を完全にオフにできます。
オラクル社が提供するのは、サンプル通知のみです。 通知に含まれているオラクル固有の文言は変更し、ユーザーに必要と思われる他の情報を追加する必要があります。 たとえば、新規アカウントについてユーザーが最初に受け取る通知には、パスワードを作成するためのリンクが含まれています。 ただし、セキュリティ上の理由からユーザー名は含まれていません。 ユーザー名はその後に届くパスワードのリセットに関する通知に含まれていることを、新規アカウントに関する最初のこの通知で説明できます。
ユーザー名およびパスワードのプリファレンスの設定
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「設定と保守」作業領域からセキュリティ・コンソールを開きます。
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オファリング: 営業
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機能領域: ユーザーおよびセキュリティ
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表示: すべてのタスク
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タスク: アプリケーション・セキュリティ・プリファレンスの管理
または、ホーム・ページで をクリックします。
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「ユーザー・カテゴリ」をクリックします。
「ユーザー・カテゴリ」タブでは、様々なカテゴリのユーザーに対して様々なプリファレンスや通知を設定できます。 作成およびインポートするすべての営業ユーザーはデフォルト・カテゴリに作成されるため、そのカテゴリのプリファレンスのみを設定します。
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「DEFAULT」をクリックします。
「デフォルト・ユーザー・カテゴリ: 詳細」ページで、ユーザー名の書式を設定できます。
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「編集」をクリックします。
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「ユーザー名生成ルール」リストから、使用するユーザー名の書式を選択します。
ユーザー名を手動で入力するか、ファイルからインポートする場合以外は、この選択に従ってユーザー名が生成されます。 デフォルトでは、ユーザー名としてEメール・アドレスが使用されます。
Partner Relationship Managementを実装する場合は、パートナ担当者の作成時にEメールを使用する必要があります。 それ以外の場合は、次の3つのいずれかのオプションを使用できます。
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名.姓
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Email
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名のイニシャルと姓
ユーザーにとって番号は覚えにくいため、「個人またはパーティ番号」は使用しないでください。 たとえば、John Smithに対して生成された個人番号が100000000178803の場合は、ユーザー名も100000000178803になります。
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「生成ルールが失敗した場合にシステム・ユーザー名を生成」オプションを使用すると、選択したオプションで使用できる情報がない場合でもユーザー名が生成されます。
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「保存して閉じる」をクリックします。
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「パスワード・ポリシー」サブタブをクリックします。
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ここでは、パスワードの強度と有効期限を指定できます。 たとえば、特殊文字をパスワードに使用するようユーザーに要求し、パスワードの変更頻度を指定できます。
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「管理者によるパスワードの手動リセットを許可」オプションを選択して、管理者がユーザーに対して新しいパスワードを手動で作成できるようにします。
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「保存して閉じる」をクリックします。
Eメール通知の構成およびOracle固有テキストの変更
DEFAULTユーザー・カテゴリ・タブの「通知」サブタブで、ユーザーに送信するEメール通知(存在する場合)およびその通知のテキストを指定できます。 アプリケーションでは現在、1つの言語で記述されたテキストのみの通知がサポートされています。
次の変更を行うことができます。
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すべての通知をオンまたはオフにします。
デフォルトでは、すべての通知がオンになっています。 たとえば、テスト環境を設定する場合は、営業ユーザーを作成するときに通知をオフにし、設定中にアプリケーションにユーザーがサインインすることがないようにします。
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個々の通知をオンまたはオフにします。
デフォルトでは、個々の通知がすべてオンになっています。
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独自の通知を作成します。
オラクル社は、オラクル固有の文言を使用した、事前定義済の英語のサンプル・テンプレートを提供しています。 実際には、ユーザーに必要な情報を提供するため、独自のテンプレートを作成する必要があります。
Eメール通知を構成する方法を次に示します。
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「通知」サブタブをクリックします。
サブタブには、Oracleから提供されるデフォルトの通知テンプレートがリストされます。 このリストには、通知をトリガーするイベントとEメールの件名が表示されます。
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変更を加えるには「編集」をクリックします。
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すべての通知をオフにする場合は、「通知プリファレンス」見出しの下の「通知使用可能」オプションの選択を解除します。
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個々の通知をオフにする場合は、次の手順を実行します。
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テンプレート名のリンクをクリックします。
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「使用可能」チェック・ボックスの選択を解除します。
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「保存して閉じる」をクリックします。
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独自の通知テンプレートの作成方法を次に示します。
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「テンプレートの追加」をクリックし、イベントを選択します。
イベントを選択すると、対応するOracleテンプレートで用意されているテキストが自動的にコピーされ、これは編集できます。
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通知の件名およびテキストを編集します。
メッセージ・テキストに含めることのできるトークンのリストを次に示します。 各トークンは
${firstName}
のように、中カッコで囲まれていて先頭にドル記号が付いてます。トークン
意味
イベント
userLoginId
ユーザー名
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ユーザー名を忘れた場合
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パスワードの期限切れ
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パスワード・リセットの確認
firstName
ユーザーの名
すべてのイベント
lastName
ユーザーの姓
すべてのイベント
managerFirstName
マネージャの名
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新規アカウントの作成 - マネージャ
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パスワード・リセットの確認 - マネージャ
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パスワード・リセット - マネージャ
managerLastName
マネージャの姓
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新規アカウントの作成 - マネージャ
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パスワード・リセットの確認 - マネージャ
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パスワード・リセット - マネージャ
loginURL
ユーザーがサインインできるURL
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外部IDP署名証明書の失効
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パスワードの期限切れ
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パスワード失効警告
resetURL
ユーザーが自分のパスワードをリセットできるURL
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新規アカウントの作成 - マネージャ
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新規ユーザーの作成
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パスワードの生成
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パスワード・リセット
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パスワード・リセット - マネージャ
CRLFX
改行
すべてのイベント
SP4
スペース4つ
すべてのイベント
adminActivityUrl
管理者が管理アクティビティを開始するURL
管理アクティビティのリクエスト
providerName
外部アイデンティティ・プロバイダ
外部IDP署名証明書の失効
signingCertDN
署名証明書
外部IDP署名証明書の失効
signingCertExpiration
署名証明書失効日
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外部IDP署名証明書の失効
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サービス・プロバイダ署名証明書の失効
encryptionCertExpiration
暗号証明書失効日
サービス・プロバイダ暗号化証明書の失効
adminFirstName
管理者の名
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管理アクティビティ事業所ベースのアクセスの無効化の確認
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管理アクティビティのシングル・サインオン無効化の確認
adminLastName
管理者の姓
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管理アクティビティ事業所ベースのアクセスの無効化の確認
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管理アクティビティのシングル・サインオン無効化の確認
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「使用可能」オプションを選択します。
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「保存して閉じる」をクリックします。
Oracleから提供される事前定義済テンプレートが自動的に無効になります。 1つのイベントに対して1つのテンプレートのみを関連付けることができます。
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DEFAULTカテゴリ: 通知ページで、「完了」をクリックします。
同期プロセスの頻度の警告の設定
警告メッセージを望まない場合は、次を読んでください。 セキュリティ・コンソールに移動した際に、ユーザーおよびロール・アプリケーション・セキュリティ・データのインポート・プロセスが過去6時間内に実行されていない場合は、警告を受けます。 プロセスを毎日実行するようにスケジュールした場合は、警告の値も変更することをお薦めします。
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「管理」サブタブをクリックします。
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「最終同期ジョブ実行以降の時間数の警告」の値を変更します。