事前定義済ロールの編集による新しいオーサリング・ロールの作成

ここでは、既存のロールをコピーして編集して、アプリケーションの新しいロールを作成する方法の例を示します。たとえば、組織内にFAQ記事を作成および更新する必要のあるエージェントがあるとします。

事前定義済の顧客サービス担当ロールをコピーして編集し、オーサリング機能を追加し、そのロールにFAQ記事にアクセスすることで、これらのエージェントの新しいオーサリング・ロールを作成できます。

開始する前に、後でデータ・セキュリティ・ポリシー・データ・セットを割り当てることができるように、FAQコンテンツ・タイプの参照キーを把握しておく必要があります。参照キーを取得するには、設定および保守、サービス、ナレッジ管理、ナレッジ・コンテンツ・タイプの管理に移動します。

事前定義済ロールに基づいて新しいロールを作成し、それを変更する方法を次に示します。

ノート: コピーするロールはサービス・アプリケーション(部門)にアクセスできるため、追加の部門アクセス権を付与する必要はありません。

顧客サービス担当ロールのコピーおよび名前変更

顧客サービス担当ロールをコピーして名前を変更し、新しいオーサリング・ロールを作成します。

ロールに機能権限を割り当てて、オーサリング機能へのアクセスを提供します。ロールをコピーする場合、Load Inherited Policies(継承されたポリシーのロード)をクリックして、元のロールからコピーされたポリシーを表示できます。このロールに含めない継承ポリシーは、すべて削除できます。

FAQコンテンツ・タイプおよび有効化するアクションへのアクセス権を付与するデータ・セキュリティ・ポリシーを追加します。

「データ・セキュリティ・ポリシー」ページで、「データ・セキュリティ・ポリシーの作成」をクリックします。
データ・セキュリティ・ポリシー名と説明を入力
「データベース・リソース」で、「ナレッジ」を検索し、「知識コンテンツ・タイプ」を選択します。
「データ・セット」を「キーによる選択」のままにして、このポリシーがアクセス権を付与するコンテンツ・タイプの参照キーを入力します。
「アクション」メニューから、このロールの更新および表示を選択します。作成者は、記事を表示および更新できる必要がありますが、記事のチェックアウト、削除、翻訳および公開を有効にしたり、これらのアクティビティを別のロール用に予約することもできます。
「ユーザー」をクリックして、このロールにユーザーを割り当てます。

最後に、新しいCSO_Authorロールをユーザーに個別に割り当てるか、または現在顧客サービス担当ロールを持っているすべてのユーザーに新しいロールを追加します。ユーザーをロールに割り当てるその他のメソッドについては、Sales and Fusion Serviceの保護を参照してください。

ノート: 1つ以上のロケールにナレッジ作成者を割り当てる必要もあります。作成者のロケール割当によって、記事を作成および更新できる言語が決まります。

ロールの作成で「ユーザーの追加」をクリック: ユーザー・ページ。
「ユーザーの追加」ダイアログ・ボックスで、ユーザーを選択します。
- 単一のユーザーを選択してそのユーザーのみをロールに追加し、「ロールへのユーザーの追加」をクリックしてユーザーを追加します。
- 割り当てられたすべてのユーザーを追加するロールを選択し、「選択したユーザーの追加」をクリックして追加します。
「送信」をクリックします。

Createロール: Usersページには、更新されたロール・メンバーシップが表示されます。