独自のサインイン・ページの有効化
独自のサインイン・ページを有効にするには、Digital Customer Serviceをセキュリティ・プロバイダとして使用するように、最初にDigital Customer Serviceアプリケーション構成を更新する必要があります。
これにより、VBCSがデータをapp-flow.json
ファイルに注入するようになり、Digital Customer Service
セキュリティ・プロバイダが標準のVBセキュリティ・プロバイダと同じIDCS構成情報にアクセスできるようになります。 Digital Customer Serviceセキュリティ・プロバイダを使用すると、独自のサインイン・ページを作成できるだけでなく、即時利用可能なリファレンス実装の「自分のプロファイル」ページで「パスワードの変更」ボタンを使用できるようになります。 このボタンをユーザーがクリックすると、リファレンス実装の「パスワードの変更」ページが表示されます。
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アプリケーション・ナビゲータの「ソース」ビューを使用して、「webApps」→「webAppName」→「app-flow.json」に移動します。
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DTエディタを使用してアプリケーションの
app-flow.json
ファイル内でuserConfig
要素を見つけ、子要素"type": "vb/DefaultSecurityProvider"
を"type: "oj-odcs/application-common/OdcsSecurityProvider"
に置き換えます。 -
次に、
"defaultSecurity": true
を追加します。このエントリは
"userConfig/configuration"
要素の子要素である必要があります。これはアプリケーションのステージング中にIDCS構成データをapp-flow.json
ファイルに送信するようVBCSに指示します。 更新された"userConfig"
要素は次のようになります。"userConfig": { "type": "oj-odcs/application-common/OdcsSecurityProvider", "configuration": { "defaultSecurity": true, "authentication": { "type": "implicit" } }, "embedding": "deny" }
オプションでDigital Customer Serviceのカスタム・サインイン・ページを指定できますが、その場合はuserConfig.configuration.odcsLoginPath
の参照先にVBページ・パスを設定します。 このパスが指定されていない場合は、RIのデフォルトのshell/sign-in
が使用されます。
サービス・インスタンスURLの設定
次に、idcsRestApiサービス接続のサービス・インスタンスURLを設定する必要があります。
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Oracle Visual Builderで、Digital Customer Serviceアプリケーションを開きます(まだ開いていない場合)。
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サービス接続、「idcsRestApi」をクリックし、「サーバー」タブをクリックします。
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「編集」をクリックし、サーバーの編集ページでインスタンスURLをIDCSサーバーのURLに変更します。 例:
https://idcs-xxx.identity.yyy.idcs-example.com
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「保存」をクリックします。
Identity Cloud Serviceアイデンティティ・プロバイダ・ポリシーの検証
Digital Customer Serviceアプリケーションのカスタム・サインイン・ページがある場合は、IDCSでユーザー名とパスワードの認証ファクタを使用できることを確認します。
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Identify Cloud Service管理コンソールで、ナビゲーション・ドロワーをクリックし、「セキュリティ」を展開してIDPポリシーを選択します。
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デフォルト・アイデンティティ・プロバイダ・ポリシー、アイデンティティ・プロバイダ・ルール・タブの順にクリックします。
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「メニュー」アイコンをクリックし、「編集」を選択します。
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デフォルトIDPルールの編集ダイアログ・ボックスで、許可されたアイデンティティ・プロバイダ・ボックスにユーザー名-パスワードが表示されていることを確認します。 表示されない場合は、次を行います。
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アイデンティティ・プロバイダの割当ボックスをクリックして、ユーザー名-パスワードを選択します。
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「保存」をクリックします。
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デフォルト・アイデンティティ・プロバイダ・ポリシーにUsername-Password
を追加しない場合は、Digital Customer Serviceアプリケーションで使用する新しいIDPポリシーを追加できます。 新しいポリシーを作成する場合は、ユーザー名-パスワード・アイデンティティ・プロバイダを許可するルールを追加し、VBINST_xxxxxアプリケーションをポリシーに割り当てます。 これにより、アプリケーションでデフォルトのIDPポリシーではなく新しいIDPポリシーが使用されるようになります。
詳細は、関連項目でIdentity Cloud Serviceドキュメントへのリンクを参照してください。