IdpMigrationManagerの概要
IdpMigrationManagerクラスには、Fusionサービス・アイデンティティ・ストアの既存のユーザーがセルフサービス最適化を使用できるようにするメソッドが用意されています。
次の表に、使用可能なメソッドを示します。
インスタンス・メソッド |
目的 |
---|---|
migrate() |
すべてのユーザーを移行するには、このメソッドを使用します。 |
migrate(contactPartyId: String) |
このメソッドを使用して、指定した担当者パーティIDで識別されるユーザーのみを移行します。 |
migrate(contactPartyIds: String[]) |
このメソッドを使用して、指定した担当者パーティIDで識別されるすべてのユーザーを移行します。 |
migrateByAccountPartyIds(accountPartyIds: String[]) |
このメソッドを使用して、指定したアカウント・パーティIDで識別されるアカウントに関連するすべてのユーザーを移行します。 |
getInstance()メソッド
IdpMigrationManagerの静的getInstance ()メソッドを使用して、IdpMigrationManagerのインスタンスを取得できます。
このメソッドは次の引数を受け取ります。
引数 |
摘要 |
---|---|
idpDestination |
このパラメータの値は常にORA_CSS_IDP_IDCSである必要があります。 |
batchSize (オプション) |
この数によって、データベースから一度にフェッチおよび処理されるユーザー数が決まります。 推奨バッチ・サイズは100です。 このパラメータ値はcontactPartyIdをパラメータとして受け取るメソッドでは使用されません。 |
totalCount (オプション) |
処理されるユーザーの合計数。 2000を超える値は指定できません。 |
Groovyコード
次のGroovyコードを使用して、IdpMigrationManagerのインスタンスを取得します。
def idpDestination = "ORA_CSS_IDP_IDCS";
def mgr = oracle.apps.crm.service.css.migrationService.util.IdpMigrationManager.getInstance(idpDestination, 100, 2000);
次は、1つの担当者がセルフサービス最適化の担当者パーティIDとして識別されるGroovyスクリプト・コードの使用例です。
def contactPartyId = 1234L;
def idpDestination = "ORA_CSS_IDP_IDCS";
def mgr = oracle.apps.crm.service.css.migrationService.util.IdpMigrationManager.getInstance(idpDestination);
def msg = mgr.migrate(contactPartyId);
return msg;