ユーザー変更項目および契約エキスパートのルールでの値セットの使用方法
値セットを使用して、契約作成者がユーザー変更項目および契約エキスパート機能の質問で入力できるものを決定できます。
入力に必要な形式を指定するか、または契約作成者が選択する値のリストを作成できます。
値セットは共通アプリケーション・コンポーネントであり、「設定および保守」作業領域に移動して「契約条件値セットの管理」タスクを検索することにより設定できます。 ここでは、プログラマでなくてもOracle Fusion Enterprise Contracts用に設定できる値セットについて説明します。
このトピックの内容は次のとおりです。
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ユーザー変更項目を作成するための値セットの使用
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契約エキスパート機能のルールで使用する値セットに関する制限事項
ユーザー変更項目での値セットの使用
次の2つのうちのいずれか1つの目的で、ユーザー変更項目の設定で値セットを使用します。
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契約作成者が入力する値を選択するための値リストを設定する
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作成者が手動で入力する必要のある情報の長さと形式のみを指定する
たとえば、契約作成時に作成者が条項に倉庫の名前を入力するために使用できるユーザー変更項目を作成する必要があるような場合です。 プログラミングの知識がなくても次のことが可能です。
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契約作成者が1つの倉庫を選択するために使用する値のリストを作成します。
最初に値を作成した後、独立した値セットに値を入力します。
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指定された文字数に入力を制限する、形式のみの値セットを作成します。
他の値セット機能も、プログラマでなくても使用できます。 たとえば、使用できる倉庫の入力を国で制限する場合は、前述の値セットを国で構成される第2の値セットに依存させることができます。
契約エキスパート・ルールでの値セットの使用に対する制限
契約エキスパート・ルールで使用される変更項目に値セットを使用する場合、またはそのようなルールで使用される質問に対する応答で使用される値を指定する場合は、次の表で説明するように値セット機能のサブセットのみを使用します。
値セットの書式タイプ |
値セットの検証タイプ |
サポートされるか |
---|---|---|
文字 |
独立 |
はい 有効な演算子は、Is、Is Not、In、Not Inです。 |
文字 |
表 |
いいえ |
文字 |
独立(翻訳可能) |
はい 有効な演算子は、Is、Is Not、In、Not Inです。 |
文字 |
なし |
いいえ |
文字 |
ペア |
いいえ |
文字 |
特殊 |
いいえ |
文字 |
依存 |
いいえ |
番号 |
なし |
はい 数値演算子。 |
標準日付/標準日時 |
該当なし |
いいえ |
日付/日時 |
該当なし |
いいえ |