購買文書検証チェック
アプリケーションにより、有効な購買文書であることを確認するために、一連のルールに対して購買文書が検証されます。 そうでない場合、エラーまたは警告が表示されます。
文書検証チェック
「検証」処理を使用して、購買文書または変更オーダーを検証できます。 エラーまたは警告がある場合、アプリケーションに、ユーザーがレビューできるようすべてのエラーと警告をリストしたダイアログが表示されます。 文書または変更オーダーを承認のために発行すると、アプリケーションによって同じ検証チェックが実行されます。 これらの検証には、文書の新規バージョンを作成する変更オーダーの前に実行されるものもあります。 これにより、変更が、文書ライフ・サイクルにおける現在の状態のコンテキストで有意義なものとなります。 たとえば、オーダー数量での値引では、最近の受入すべてが考慮され、すでに受入済のものを超える数量については値引されません。
この表は、これらの検証チェックの一部と、各検証チェックが適用される文書タイプと文書レベルを示しています。 検証チェックが文書タイプに適用される場合、列にはYと示されています。 検証が文書タイプに適用されない場合、列にはNと示されています。 購買文書タイプには、購買オーダー、包括購買契約および購買契約があります。
検証 |
レベル |
購買オーダー |
包括購買契約 |
購買契約 |
---|---|---|---|---|
契約を使用するには、少なくとも1つの購買依頼発行BUに割り当てる必要があります。 |
ヘッダー |
N |
Y |
Y |
限度額は、最小リリース金額以上である必要があります。 |
ヘッダー |
N |
Y |
Y |
契約の限度額は、すでにリリースされた金額を下回って減額することはできません。 |
ヘッダー |
N |
Y |
Y |
文書には、サプライヤ・サイトが含まれている必要があります。 |
ヘッダー |
Y |
Y |
Y |
文書には、サプライヤが含まれている必要があります。 |
ヘッダー |
Y |
Y |
Y |
文書には、少なくとも1つの明細が含まれている必要があります。 |
ヘッダー |
Y |
Y |
N |
リリース済合計金額は、契約の限度額を超えることはできません。 |
ヘッダー |
Y |
N |
N |
オーダーの契約に対するリリース済金額は、契約で指定された最小リリース金額以上である必要があります。 |
ヘッダー |
Y |
N |
N |
オーダーの契約明細に対するリリース済金額は、契約明細における最小リリース金額以上である必要があります。 |
ヘッダー |
Y |
N |
N |
保留サプライヤの強制を実施する場合、文書のサプライヤ・サイトは購買保留できません。 |
ヘッダー |
Y |
Y |
Y |
遡及的価格設定がオープン・オーダーについてのみ使用可能になっており、かつこの明細に関してなんらかの会計処理が発生している場合、価格は変更できません。 |
明細 |
Y |
N |
N |
明細オーダー金額は、明細のすべてのスケジュールのオーダー済金額の合計と一致する必要があります。 |
明細 |
Y |
N |
N |
定価変更は、包括購買契約で指定された価格更新許容範囲を超えます。 |
明細 |
N |
Y |
N |
価格上書きを許可する場合、価格制限はその価格以上にする必要があります。 |
明細 |
N |
Y |
N |
購買オーダー明細価格は、ソース契約の価格制限以下である必要があります。 |
明細 |
Y |
N |
N |
購買オーダー明細数量は、そのスケジュール数量の合計と一致する必要があります。 |
明細 |
Y |
N |
N |
金額または数量は参照包括契約明細の限度を超えることはできません。 |
明細 |
Y |
N |
N |
オーダー済金額は、購買依頼明細の承認済金額を超える場合、超過分として購買依頼発行BUに指定された価格変更許容範囲金額を超えることはできません。 |
スケジュール |
Y |
N |
N |
オーダー済金額は、サービス明細の受入済金額以上である必要があります。 |
スケジュール |
Y |
N |
N |
オーダー数量は、商品明細の受入済数量以上である必要があります。 |
スケジュール |
Y |
N |
N |
オーダーの価格は、購買依頼明細の価格を超える場合、超過分として購買依頼発行ビジネス・ユニットに指定された価格変更許容範囲パーセントを超えることはできません。 |
スケジュール |
Y |
N |
N |
購買オーダー・スケジュール数量は、その配分数量の合計と一致する必要があります。 |
スケジュール |
Y |
N |
N |
スケジュール・オーダー金額は、その配分オーダー金額の合計と一致する必要があります。 |
スケジュール |
Y |
N |
N |
二重単位管理品目には、セカンダリ数量が必要です。 |
スケジュール |
Y |
N |
N |
サプライヤは、承認済サプライヤを必要とする品目の承認済サプライヤである必要があります。 |
スケジュール |
Y |
Y |
N |
サプライヤは、禁止されたサプライヤにはできません。 |
スケジュール |
Y |
Y |
Y |
在庫搬送先のある購買オーダー・スケジュールの配分は1つのみです。 |
スケジュール |
Y |
N |
N |
オーダー済金額は、請求済金額以上である必要があります。 |
配分 |
Y |
N |
N |
オーダー済金額は、搬送済金額以上である必要があります。 |
配分 |
Y |
N |
N |
オーダー数量は、請求済数量以上である必要があります。 |
配分 |
Y |
N |
N |
オーダー数量は、搬送済数量以上である必要があります。 |
配分 |
Y |
N |
N |