データ要件の決定およびランタイム動作の検討
必要なデータのタイプとそのアクセス方法を決定します。 次に、必要なランタイム動作を決定します。
データ要件の決定
必要なデータのタイプとそのアクセス方法を決定します。
必要なデータの型 |
データへのアクセス方法 |
制限事項 |
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オーダー管理の販売オーダーからのデータ。 |
データを読み取るには、methodgetAttributeを使用します。 データを書き込むには、setAttributeメソッドを使用します。 |
各メソッドは、オーダー入力スペシャリストが現在作業領域オーダー管理に入力している販売オーダーに対してのみ、読取りまたは書込みを実行できます。 現在の販売オーダーの他のバージョン、またはオーダー管理の他の販売オーダーに対する読取りや書込みは行いません。 公開ビュー・オブジェクトを使用して、現在の販売オーダーではない販売オーダーのデータにアクセスします。 各メソッドは、属性に対してのみ読取りまたは書込みを実行できます。 オーダー明細を作成できません。 |
顧客マスター、Oracle ProcurementまたはOracle Receivablesの品目マスターなど、オーダー管理の外部にあるOracleアプリケーションからのデータ。 現在の販売オーダーではないオーダー管理の販売オーダーからのデータ。 |
Public View Object (PVO)。 詳細は、「拡張機能を使用したOracle Applicationsからのデータの取得」を参照してください。 |
Oracleアプリケーションは、パブリック・ビュー・オブジェクトを介してそのデータを共有する必要があります。 必要なパブリック・ビュー・オブジェクトが使用できないか、必要な属性にアクセスできない可能性があります。 必要なデータにアクセスするために、リクエストを送信する必要がある場合があります。 |
Oracleアプリケーションの外部に存在するシステムからのデータ |
Webサービス。 |
同期webサービスのみを使用できます。 非同期webサービスは使用できません。 SOAPサービスのみを使用できます。 REST APIは使用できません。 詳細と例については、「Oracle Supply Chain Management CloudのREST API」、Order Management、「オーダー・ハブの販売オーダーをクリック」の順に展開します。 |
アクセスできるデータを検討します。
読取り権限 |
書込みアクセス |
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任意の拡張ポイントでこのデータに対して読取り操作を実行します。
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保存時または送信リクエストの開始時拡張ポイントで、このデータに対する書込み操作を実行します。
オーダー管理では、この時点で事前定義済の一連の大きい検証がすでに実行されているため、送信リクエスト終了の拡張ポイント中にこのデータに対する書込み操作を実行できません。 送信リクエスト終了時拡張ポイント時にデータに対して書込み操作を実行します。
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実行時の動作の考慮
ノート
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オーダー管理では、各拡張が順番に実行され、アクティブ属性にチェック・マーク実行が含まれている拡張のみが実行されます。 拡張x、yおよびzを作成するとします。 拡張子xが最初に実行され、次に拡張子yが実行されます。 zをアクティブにすると、オーダー管理では拡張x、z、yの順に実行されます。
順序
拡張名
アクティブ
1
x
チェック・マークが含まれます
10
y
チェック・マークが含まれます
5
z
チェック・マークが含まれていません
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オーダー管理では、エラーまたは警告が発生しないかぎり、アクティブな拡張が終了するまで各拡張が実行されます。 エラーまたは警告が発生した場合、オーダー管理では拡張は実行されません。 たとえば、x、yおよびzがアクティブで、xは終了するがzはエラーで終了するとします。 オーダー管理では拡張は実行されません。
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各変数は各拡張に対してローカルです。 複数の拡張機能で共有することはできません。 たとえば、拡張子xとyに変数Aが必要であるとします。 xで変数Aを定義する場合、yではAを使用できません。 かわりに、xでAを参照するyにロジックを記述する必要があります。