Webサービスを使用したオーダーのインポート

オーダー・インポート・サービスを使用して、ソース・システムからオーダー明細に関する詳細のリクエストを受け取り、オーダー管理で使用できる構造に変換します。

オーダー・インポートwebサービスを使用して、ソース・システムから販売オーダーを取得します。詳細は、「オーダー管理の統合に使用できるWebサービス」を参照してください。ペイロードの例を使用します。詳細は、「オーダー管理を統合するWebサービス・ペイロードの例」を参照してください。

ここでは、他のwebサービスも使用できます。

Webサービス	説明
オーダー出荷詳細の取得	出荷詳細をリクエストするソース・システムに通信します。現在のスケジュール各スケジュールのステータス倉庫や出荷方法などのスケジュール詳細履行明細ではなく出荷に従って応答を編成します。履行明細に関する詳細を応答に含めます。オーダー管理の複数の履行明細がソース・オーダーの1つのオーダー明細を参照する場合があります。販売オーダーのオーダー明細、またはこれらの明細のサブセットのみの詳細を返します。
保留の適用	ソース・システムから保留タスクに保留のリクエストをルーティングします。 1つのリクエストで複数の保留を処理し、各保留は1つの販売オーダーに対して行うか、または複数のオーダー明細を販売オーダー内で処理します。
保留のリリース	ソース・システムから保留タスクに保留をリリースするリクエストをルーティングします。
有効数量のチェック	ソース・システムの日付に使用可能な数量を決定するリクエストをオーダー管理に送信します。オーダー管理は、これらの詳細を含む返信をソース・システムに送信します。

分割履行明細の更新

オーダー・インポートwebサービスを使用して分割履行明細の数量を更新することはできません。

Integration Cloud Serviceを使用して実装を統合するとします。元のオーダー明細には数量100が含まれています。 Global Order Promisingでは、サプライ・チェーンを分析し、オーダーを履行する最適な方法は、オーダーを2つの履行明細に分割することです。明細1.1には数量75が含まれ、明細1.2には数量25が含まれます。 PromisingはリクエストをIntegration Cloud Serviceに送信し、オーダー・インポートwebサービスを呼び出してオーダー管理で変更すると、オーダー管理はその明細を正常に分割します。

サプライ・チェーンは常に変化しています。次の日、Global Order Promisingはサプライ・チェーンを再度分析し、行1.1に60、行2.2に40の数量を使用することを決定します。そのため、行1.1の数量を75から60に変更し、行1.2の数量を60から40に変更する必要があります。

値を変更するには、オーダー・インポート・サービスを使用します。

ソース明細番号 = 1,履行明細番号 = 1,数量= 60
ソース明細番号 = 1,履行明細番号 = 2,数量= 40

ただし、インポートで履行明細が見つからないため、NULLポインタ・エラーが発生しました。

オーダー・インポート・サービスを再度使用して値を変更しますが、今度は履行明細と一致するように異なるソース明細を指定します。

ソース明細番号 = 1,履行明細番号 = 1,数量= 60
ソース明細番号 = 2,履行明細番号 = 2,数量= 40

インポートによって行1から60の数量が更新され、行1.2が取り消され、数量40の新しい行2が作成されます。

後で、履行明細1.1のみを更新するリクエストを受け取ります。オーダー・インポート・サービスを使用して行1.1を正常に更新しますが、インポートによって行2が自動的に取り消されます。

これらの種類の更新は、Order Management作業領域またはREST APIを介して履行明細を分割するためにのみ実行できます。オーダー・インポート・サービスを使用して実行することはできません。

分割履行明細を更新する必要がある場合は、「FBDIおよびREST APIを使用した大量の販売オーダーのインポート」を参照し、「異なる種類のデータのインポート」の「明細番号の表示」サブトピックを参照してください。