作業定義のインポート
作業定義のインポート・スケジュール済プロセスを使用して、ファイルベース・データ・インポート(FBDI)を使用して製造作業定義を作成および更新します。 作業定義ヘッダー、工程、工程品目、工程出力、工程リソースおよび工程代替リソースを作成および更新できます。
使用する場合
FBDIを使用した作業定義の作成または更新は、次の3ステップのプロセスです:
- ショップ型製造作業定義の場合はWorkDefinitionTemplate.xlsm、プロセス製造作業定義の場合はProcessWorkDefinitionTemplate.xlsmを使用してデータを準備します。
- インポート用のインタフェース・ファイルのロード・プロセスを使用して、インタフェース表にデータをロードします。 このプロセスでは、データが予期されたデータ型(数値、日時書式など)に従って入力されたことが検証されます。
- 作業定義のインポート・プロセスを使用して、インタフェース表から本番表にデータをインポートします。 このプロセスでは、データがビジネス・ルールを満たすことが検証されます。
インポート用のインタフェース・ファイルのロード・プロセスが正常に完了したら、作業定義のインポート・プロセスを実行する必要があります。
必要な権限
インポート・プロセス用のインタフェース・ファイルのロードを実行する次の権限があることを確認します:
- インタフェースへのファイルのロード(FUN_FSCM_FILE_TO_INTERFACE_PRIV)
- インポート用のインタフェース・ファイルのロード(FUN_FSCM_LOAD_INTERFACES_PRIV)
- ファイルのインポートおよびエクスポートの管理(FND_MANAGE_FILE_IMPORT_AND_EXPORT_PRIV)
- 転送ファイル(FUN_FSCM_TRANSFER_FILE_PRIV)
作業定義のインポート・プロセスを実行する次の権限があることを確認します:
- 作業定義のインポート(WIS_IMPORT_WORK_DEFINITIONS_PRIV)
仕様
これらの仕様は、スケジュール済プロセスの実行時に使用します。
仕様 | 説明 |
---|---|
ジョブ・タイプ |
必要に応じて |
頻度 | 必要に応じて |
時間 | 常時 |
期間 | インポートするデータの量に応じて異なります。 インポートに多くの作業定義ヘッダーと子エンティティが含まれている場合、プロセスを完了するにはさらに多くの時間が必要です。 |
互換性 | 1つの時点で実行されるインポート・プロセスは1つのみである必要があります。 ただし、テンプレートには必要な数のバッチ・コードを含めることができます。 インポート・ジョブの発行時に、1つのバッチを選択したり、バッチを選択せずに発行して、準備が完了したすべてのバッチを処理できます。 |
パラメータ
パラメータ | オプションまたは必須 | 説明 | パラメータ値 | 特別な組合せが必要 |
---|---|---|---|---|
バッチ | オプション | インポートする作業定義のグループを識別するユーザー定義バッチ・コード。 | インポートするユーザー定義バッチ・コード。 | バッチが選択されていない場合は、READYステータスのすべてのバッチが考慮されます。 |
トラブルシューティング情報
- 「スケジュール済プロセス」作業領域でプロセスのステータスを表示できます。
- 作業定義の更新の作成を妨げた検証エラーは、出力ファイル(.txt)に表示されます。
- 対話型の警告検証は実行されません。
- プログラムが発行されると、「スケジュール済プロセス」作業領域の指定に従って、「再発行」、「保留」、「プロセスの取消」、「プロセスのリリース」を実行できます。
- インタフェースからのレコードのパージ・スケジュール済プロセスを使用して、ステータスCOMPLETED_ERRORSのインポート済レコードを作業定義インタフェース表から削除できます。