作業オーダー工程トランザクションのインポート
作業オーダー工程トランザクションのインポート・スケジュール済プロセスを使用して、製造で作業オーダー工程トランザクションを作成します。
このプロセスにより、作業オーダー工程トランザクション・オープン・インタフェース表のトランザクション・レコードが正常に検証され、検証に合格したレコードに対して作業オーダー工程トランザクションが作成されたことが保証されます。 検証に失敗したレコードは処理されず、インタフェース表に残ります。 これらを修正して再送信できます。
使用する場合
作業オーダー工程トランザクションのインポート・プロセスを使用すると、製造で作業オーダー工程トランザクションを作成できます。 このプロセスは、Manufacturingで工程トランザクションをインポートし、作業オーダー工程トランザクションのオープン・インタフェース表に必要なデータを移入しているときに起動する必要があります。
必要な権限
インポート・プロセス用のインタフェース・ファイルのロードを実行する次の権限があることを確認します:
- インタフェースへのファイルのロード(FUN_FSCM_FILE_TO_INTERFACE_PRIV)
- インポート用のインタフェース・ファイルのロード(FUN_FSCM_LOAD_INTERFACES_PRIV)
- ファイルのインポートおよびエクスポートの管理(FND_MANAGE_FILE_IMPORT_AND_EXPORT_PRIV)
- 転送ファイル(FUN_FSCM_TRANSFER_FILE_PRIV)
作業オーダー・インポート工程トランザクションを実行する次の権限があることを確認します:
- インポート操作トランザクション(WIP_IMPORT_OPERATION_TRANSACTIONS_PRIV)
仕様
これらの仕様は、スケジュール済プロセスの実行時に使用します。
仕様 | 説明 |
---|---|
ジョブ・タイプ |
アドホック・ジョブまたはスケジュール済。 インポート・データ量が多く、データが定期的にインポートされる場合は、プロセスをスケジュールします。 |
頻度 |
必要に応じて、転送するデータの量に基づいてデータをインポートします。 データ量が多い場合は、1日に数回実行します。 |
時間 |
常時 |
期間 |
このプロセスの実行時間は、データ・レコードの量によって異なります。 |
互換性 | バッチに対して一度に実行されている作業オーダー工程トランザクションのインポート・プロセスのインスタンスは1つのみである必要があります。 別々のバッチに対して複数のインスタンスを同時に存在できます。 |
パラメータ
レポートを処理するには、作業オーダー番号または日付の範囲を少なくとも1つ定義する必要があります。
パラメータ | オプションまたは必須 | 説明 | パラメータ値 | 特別な組合せが必要 |
---|---|---|---|---|
バッチ | オプション | インポートする作業定義のグループを識別するユーザー定義バッチ・コード。 | インポートするユーザー定義バッチ・コード。 | バッチが選択されていない場合は、READYステータスのすべてのバッチが考慮されます。 |
パーティション・サイズ | オプション |
ワーカーごとに処理されるレコードのサイズ。
|
例: 500 | なし |
トラブルシューティング情報
- 「スケジュール済プロセス」作業領域でプロセスのステータスを表示できます
- プロセスの実行中に発生したエラーおよび警告のメッセージがプロセス・ログ・ファイルに表示されます
- プロセスが発行されると、「スケジュール済プロセス」作業領域で指定されているように、「再発行」、「保留」、「プロセスの取消」、「プロセスのリリース」を実行できます
- インポートに正しい作業オーダーおよびトランザクションを使用して、失敗したレコードを修正できます
- インタフェース・レコードのパージ(すべてオプション)を使用して、不要なバッチをすべて消去できます。