生産から原価計算へのトランザクションの転送
「生産から原価計算へのトランザクションの転送」スケジュール済プロセスを使用して、生産トランザクションおよび作業オーダー・ステータスの更新をOracle Fusion Cloud ManufacturingからOracle Cost Managementに転送します。
このプロセスにより、関連する原価計算、会計およびレポート・アクティビティについて、生産トランザクションおよび作業オーダー・ステータスの更新がOracle Cost Managementに転送されます。
使用する場合
「生産から原価計算へのトランザクションの転送」プロセスを使用すると、Oracle ManufacturingからOracle Cost Managementインタフェース表に、完了した生産トランザクションおよび作業オーダー・ステータスの更新を転送できます。 原価計算済リソースの工程トランザクションまたは生産資源トランザクションが作成された場合、またはOracle Manufacturingで作業オーダー・ステータスが更新され、正常に処理された場合、これらの生産トランザクションおよび作業オーダー・ステータス変更データはOracle Cost Managementベース表にインポートされる資格があります。
必要な権限
- 在庫から原価計算への在庫トランザクションの転送(WIP_TRANSFER_TRANSACTIONS_FROM_PRODUCTION_TO_COSTING_PRIV)
仕様
これらの仕様は、スケジュール済プロセスの実行時に使用します。
| 仕様 | 説明 |
|---|---|
| ジョブ・タイプ | スケジュール済または必要に応じて。 |
| 頻度 | 毎日少なくとも1回。 スケジュールの頻度は、オーダーおよび履行ラインをクローズ済ステータスに更新する必要がある頻度によって決定する必要があります。 |
| 時間 | オフ・ピーク時間帯にこのプロセスを実行することが推奨されていても、いつでも可能です。 |
| 期間 | 選択されたパラメータおよび処理されるデータの量に応じて異なります。 |
| 互換性 | 生産から原価計算へのトランザクションの転送プロセスのインスタンスは一度に1つのみ実行する必要があります。 |
パラメータ
| パラメータ | オプションまたは必須 | 説明 | パラメータ値 | 特別な組合せが必要 |
|---|---|---|---|---|
| 工場 | 必須 | このプロセスは、特定の製造組織またはすべての製造組織に対して実行できます。 | デフォルト値は、Allです。 特定の製造組織の名前を入力して、その組織に対してのみプロセスを実行できます。 | なし |
| ソース・システム | オプション | 特定のソース・システムの名前を入力して、そのソース・システムに対してのみプロセスを実行できます。 | レコードを生成したソース・システム。 デフォルト値は、Allです。 | なし |
トラブルシューティング情報
試す:
- 「スケジュール済プロセス」作業領域でプロセスのステータスを表示できます。
- プロセスの実行中に発生したエラーおよび警告のメッセージがプロセス・ログ・ファイルに表示されます。
- プロセスが発行されると、「スケジュール済プロセス」作業領域で指定されているように、「再発行」、「保留」、「プロセスの取消」、「プロセスのリリース」を実行できます。
生産トランザクションまたは作業オーダー・ステータスの更新がOracle Cost Managementに転送されない場合は、次の設定を確認します:
- 原価組織関係の管理設定タスクにナビゲートし、原価組織に関連付けられた製造組織があることを確認します。
- 在庫組織の管理設定タスクにナビゲートし、製造組織に関連付けられている利益センター・ビジネス・ユニットがあることを確認します。
- ビジネス・ユニットへのビジネス機能の割当設定タスクにナビゲートし、ビジネス・ユニットに対して法的エンティティより下チェック・ボックスが選択されていることを確認します。