作業定義のマージおよび抑制のモデル化方法

最初にプログラム・ヘッダーでマージおよび抑制オプションを定義でき、新しい各作業要件にデフォルト設定されます。このオプションは、単一の作業要件内で複数の作業定義を処理する方法と、作業オーダーの作成時に同様の作業要件全体にわたって処理する方法を制御する場合に便利です。

通常、抑制のデフォルト値はプログラム・ヘッダーで使用されますが、マージするために更新できます。次に、このオプションを各作業要件に適用するか、またはプログラム・ヘッダーのデフォルトを上書きして、作業要件内でのみマージまたは抑制するオプションを選択できます。通常、1つの作業要件に対して複数の作業定義が定義されている場合は、各作業要件の値を設定するプログラム・ヘッダーのデフォルトを上書きすることをお薦めします。例については、次のサイクルと間隔を使用した予測の項を参照してください。

さらに、資産が複数の作業要件で定義されており、その期限が重複している場合、デフォルトではヘッダー・レベルのマージおよび抑制オプションが各作業要件に適用されます。この場合、アプリケーションは、選択した抑制またはマージ・オプションに基づいて、作業オーダーに含める予定作業範囲を決定します。結果は、個々の予測期日があるにもかかわらず、1つまたは複数の作業要件に対して単一の作業オーダーになる場合があります。一部の期日が欠落しているため、資産の予測をレビューするときに混乱が生じる可能性があります。一般に、作業要件全体のマージおよび抑制は、メンテナンス予測での結果の設定および実現が困難な場合があります。

以前のバージョンでは、同じメンテナンス・プログラムで同じ資産が複数の作業要件にまたがって定義されている場合は、作業要件の「上書き」チェック・ボックスを選択することをお薦めします。これにより、それぞれのインターバルが交差する場合の作業定義の相互要件マージ抑制が回避され、サイクルまたは期日のインターバル間でどの作業定義が使用されるかをよりよく理解できます。

このバージョンでは、アセット・メンテナンス・パラメータ「メンテナンス・プログラムでの作業要件全体の抑制およびマージの許可」を設定して、作業定義全体でマージおよび抑制をグローバルに有効にするかどうかを決定できます。このパラメータを「いいえ」に設定することをお薦めします。これにより、ビジネス要件が確立されており、その機能と制限を完全に理解していないかぎり、この機能は無効になります。サイクル内の間隔で複数の作業定義をサポートするマージおよび抑制オプションは、単一の作業要件内で最適にモデル化および予測されます。