製造での作業オーダー資材の予約の管理方法

Oracle Manufacturingで作業オーダー資材の予約を自動的に管理するには、リリース済または未リリース・ステータスの作業オーダーを1つ以上選択し、次の2つの方法で資材を予約します。

「作業オーダーの管理」ページで、手持数量に対して「資材を自動的に予約」処理を使用して予約を作成できます。スケジュール済プロセスはバックグラウンドで開始され、適格なすべての作業オーダー資材の予約が作成されます。
「資材有効数量割当」ページでは、リリース済または未リリース・ステータスの作業オーダーを1つ以上選択し、資材を予約できます。手持数量に対して「資材を自動的に予約」処理を使用して予約を作成できます。これは「作業オーダーの管理」ページのものと同じ処理で、スケジュール済プロセスはバックグラウンドで開始されます。

スケジュール済プロセス出力レポートをレビューして、予約詳細を確認できます。選択した作業オーダーの資材は、ATR (引当可能)数量に基づいて予約されます。そうでない場合は、予約されていない資材に対して適切なエラー・メッセージが表示されます。 1つ以上の資材に対して予約がすでに行われている場合は、作業オーダーのロック・アイコンが表示されます。

次の2つの方法で、Manufacturingの作業オーダー資材について資材を手動で予約することもできます。

作業オーダー工程の編集ページで、「資材を手動で予約」処理を使用して作業オーダー工程の資材を予約します。在庫予約ユーザー・インタフェースが起動され、保管場所、保管棚、ロットおよびシリアルの詳細を使用して資材の詳細な予約を作成できます。
資材有効数量割当詳細ページで、「資材を手動で予約」処理を使用して作業オーダー工程の資材を予約します。在庫予約ユーザー・インタフェースが起動され、保管場所、保管棚、ロットおよびシリアルの詳細を使用して資材の詳細な予約を作成できます。

作業オーダー資材の予約が別の作業オーダーに対して行われると、既存の「作業オーダーの編集」ページの「予約」タブに詳細が表示されます。作業オーダー製品の詳細を供給としてレビューし、作業オーダー・コンポーネントの詳細を需要としてレビューできます。作業オーダー資材に対して予約が行われると、予約済数量が表示され、「工程品目の編集」ページで表示できます。

予約済資材の作業オーダーへの処理

予約済資材を作業オーダーに対して処理できます。作業オーダー資材の「予約の表示」の詳細には、予約済資材の詳細が表示されます。これらの詳細には、文書タイプ、文書番号、改訂、ロット、保管場所、保管棚、予約済数量、単位およびシリアルが含まれます。

資材の予約は、予約済資材の処理時または資材出庫トランザクションの実行時にリリーフされます。予約を作成し、予約をリリーフする仕掛出庫トランザクションを実行できます。作業オーダー・ピック・リリースを使用すると、詳細予約も搬送先保管場所に繰り越され、作業オーダーに対して資材出庫トランザクションが実行されるときにこの予約がリリーフされます。

品目バリエーションのユース・ケース1

品目がロット管理またはシリアル管理に対して使用可能でなく、作業オーダー資材の詳細予約が「ストアー」という保管場所に対して実行される場合。この予約は、「ストアー」という名前の保管場所から資材が出庫された場合にのみリリーフされ、「ストアー」という名前の保管場所以外の保管場所から資材を使用した場合は保持されます。特定の保管場所または保管棚の予約が詳細でない場合、作業オーダーへの資材の出庫に使用する保管場所に関係なく予約がリリーフされます。

品目バリエーションのユース・ケース2

特定のロットまたはシリアルに対して予約を実行した場合、予約されたロットまたはシリアルが作業オーダーに出庫されたときにのみ予約がリリーフされます。特定のロットまたはシリアルの予約が詳細でない場合、予約されているロットまたはシリアルに関係なく予約がリリーフされます。また、予約が保管場所に対して詳述されているが、特定のロットまたはシリアルに対して詳述されていない場合は、その保管場所内のシリアルまたはロットが作業オーダーに出庫されているかぎり予約がリリーフされ、それ以外の場合は予約が保持されます。

作業オーダー資材の予約の削除

次のいずれかを行うと、作業オーダー資材の既存の予約を削除できます。

作業オーダー・ステータスの変更
作業オーダー数量の削減
工程品目数量の削減

作業オーダーを完了、取消またはクローズすると、待ち状態の予約を削除できます。資材をすでに割り当てている場合は、予約が削除される前に移動要求も削除されます。