補充プランのシミュレーションの概要

計画シミュレーションを使用して、what-ifシミュレーションをすばやく実行したり、補充計画のパフォーマンスを向上させたり、供給の問題を解決したり、予定充足率を改善できます。シミュレートされた結果に問題がなければ、変更内容を使用して計画オーダーを手動でリリースできます。

補充プランのシミュレーションのタイプ

次の表に、補充プランに対して実行できるシミュレーションのタイプを示します:

シミュレーションのタイプ	説明	シミュレーションが実行されるロケーション
ポリシー・パラメータのシミュレーション	これらのシミュレーションは、補充プランに添付されたセグメント・グループのセグメントに対して実行します。補充プランのパフォーマンスを最大化するポリシー・パラメータ代替を識別できます。	補充プランには「ポリシー割当ての管理」表を使用します。変更に問題がなければ、将来の使用のために補充プランに添付されているポリシー割当セットに保存できます。
ポリシー値のシミュレーション	これらのシミュレーションは、補充プランに添付されたセグメント・グループの品目とロケーションの組合せに対して実行します。補充プランのパフォーマンスを最大化するポリシー値代替を識別できます。	計画範囲内のすべてのバケットの変更をシミュレートするには、補充プランの品目別ポリシー・パラメータの管理表を使用します。計画範囲内の特定のバケットの変更をシミュレートするには、補充計画に「補充ワークベンチ」表を使用します。
供給および需要のシミュレーション	これらのシミュレーションは、供給と需要を追加または変更することによって、品目とロケーションの組合せに対して実行します。数量と日付を変更した後、ベースラインとシミュレートされた補充プランを比較できます。	計画範囲内のすべてのバケットの変更をシミュレートするには、補充計画に供給および需要表を使用します。計画範囲内の特定のバケットの変更をシミュレートするには、補充計画に「補充ワークベンチ」表を使用します。
品目属性のシミュレーション	これらのシミュレーションを実行するには、補充プランに添付されたセグメント・グループの品目とロケーションの組合せの品目属性を変更します。リード・タイムおよびオーダー・モディファイアの変更をシミュレートして、在庫切れなどの供給関連の問題を解決できます。ポリシーおよび予測充足レート・シミュレーションで、平均絶対誤差率(MAPE)のコスト、リード・タイム、サービス・レベル率および上書きを変更することもできます。	補充プランの品目表を使用します。変更内容に問題がなければ、将来使用できるようにシミュレーション・セットにオプションで保存できます。
在庫再残高計算のシミュレーション	これらのシミュレーションを実行するには、補充計画の在庫再残高計算後に生成された計画オーダーを変更します。確定日、数量および出荷方法を変更できます。転送タイプの計画オーダーを作成することもできます。	補充プランには「リバランス推奨の管理」表を使用します。確定計画オーダーは、実行「計画」ダイアログ・ボックスのパラメータ・タブで「現在のデータでリフレッシュ」オプションが選択された状態で補充プランを次回実行しても保持されません。

シミュレーションを実行するには、実行「計画」ダイアログ・ボックスのパラメータ・タブで「現在のデータでリフレッシュしない」オプションを選択して、補充プランを実行します。次のもののみが再計画されます:

ポリシー・パラメータが変更されたセグメントの品目とロケーションの組合せ
ポリシー値、供給および需要、品目属性が変更された品目-事業所の組合せ
リバランス推奨が変更された品目の異なるクラスタ内の事業所

シミュレーションの結果に問題がなければ、計画オーダーを手動でリリースできます。

Oracle Replenishment Planningの他の機能とシミュレーションがどのように連携するかについては、次の点に注意してください:

最終品目代替および交替に対して補充プランを有効にした場合、品目-事業所の組合せのポリシー・パラメータ、ポリシー値、供給および需要、または属性の変更をシミュレートすると、代替または交替チェーン全体が再計画されます。
複数階層補充プランのシミュレーション中に、品目を変更すると、すべての階層で再計画されます。制約なし計画の場合はボトムアップ・パス、制約付き計画の場合はトップダウン・パスが実行されます。
代替チェーンまたは交替チェーンの一部である品目への変更をシミュレートすると、チェーン全体がすべてのエチェロンで再計画されます。制約なし計画の場合はボトムアップ・パス、制約付き計画の場合はトップダウン・パスが実行されます。

個別プランナによる再プラン

シミュレーション計画では、シミュレーションは個々の補充プランナによる変更に制限されます。

この機能は、補充プランに、様々な補充プランナによって管理される品目とロケーションの組合せのサブセットがあり、多くの場合、保管ロケーションの在庫切れや小売店での販促による需要増加などの問題を解決しながらシミュレーションを実行する必要がある場合に役立ちます。この機能により、補充計画の結果を変更する入力を識別し、変更に影響を与えることなく他の補充計画者と並行して作業し、シミュレーションを迅速かつ確実に実行できます。

たとえば、自分と別の補充プランナが品目属性、供給と需要、セグメントのポリシー・パラメータ、セグメントと品目とロケーションの組合せのポリシー・パラメータ上書きを個別に変更している場合、実行「計画」ダイアログ・ボックスのパラメータ・タブで「現在のデータでリフレッシュしない」を選択してシミュレーションを実行すると、変更のみがシミュレートされ、他の補充プランナによって行われた変更は考慮されません。後で、他の補充プランナがシミュレーションを実行すると、そのユーザーが行った変更のみがシミュレートされ、変更は考慮されません。

さらに、「実行」「計画」ダイアログ・ボックスの「パラメータ」タブから開いた「再計画詳細の管理」ダイアログ・ボックスを使用して、シミュレートする変更を選択できます。

シミュレーションのタイプ	説明	シミュレーションが実行されるロケーション
ポリシー・パラメータのシミュレーション	これらのシミュレーションは、補充プランに添付されたセグメント・グループのセグメントに対して実行します。補充プランのパフォーマンスを最大化するポリシー・パラメータ代替を識別できます。	補充プランには「ポリシー割当ての管理」表を使用します。変更に問題がなければ、将来の使用のために補充プランに添付されているポリシー割当セットに保存できます。
ポリシー値のシミュレーション	これらのシミュレーションは、補充プランに添付されたセグメント・グループの品目とロケーションの組合せに対して実行します。補充プランのパフォーマンスを最大化するポリシー値代替を識別できます。	計画範囲内のすべてのバケットの変更をシミュレートするには、補充プランの品目別ポリシー・パラメータの管理表を使用します。計画範囲内の特定のバケットの変更をシミュレートするには、補充計画に「補充ワークベンチ」表を使用します。
供給および需要のシミュレーション	これらのシミュレーションは、供給と需要を追加または変更することによって、品目とロケーションの組合せに対して実行します。数量と日付を変更した後、ベースラインとシミュレートされた補充プランを比較できます。	計画範囲内のすべてのバケットの変更をシミュレートするには、補充計画に供給および需要表を使用します。計画範囲内の特定のバケットの変更をシミュレートするには、補充計画に「補充ワークベンチ」表を使用します。
品目属性のシミュレーション	これらのシミュレーションを実行するには、補充プランに添付されたセグメント・グループの品目とロケーションの組合せの品目属性を変更します。リード・タイムおよびオーダー・モディファイアの変更をシミュレートして、在庫切れなどの供給関連の問題を解決できます。ポリシーおよび予測充足レート・シミュレーションで、平均絶対誤差率(MAPE)のコスト、リード・タイム、サービス・レベル率および上書きを変更することもできます。	補充プランの品目表を使用します。変更内容に問題がなければ、将来使用できるようにシミュレーション・セットにオプションで保存できます。
在庫再残高計算のシミュレーション	これらのシミュレーションを実行するには、補充計画の在庫再残高計算後に生成された計画オーダーを変更します。確定日、数量および出荷方法を変更できます。転送タイプの計画オーダーを作成することもできます。	補充プランには「リバランス推奨の管理」表を使用します。確定計画オーダーは、実行「計画」ダイアログ・ボックスのパラメータ・タブで「現在のデータでリフレッシュ」オプションが選択された状態で補充プランを次回実行しても保持されません。