補充オーダーのスケジュール

このトピックでは、購買および転送補充オーダーのスケジュール方法について説明します。

購買オーダーのスケジューリング

購買オーダーは提示オーダー日から先日付にスケジュールされます。

次のポイントによって、購買オーダーのスケジューリングが制御されます:

すべての有効な出荷カレンダ、組織受入カレンダ、サプライヤ・カレンダ、輸送カレンダおよび製造カレンダが考慮されます。
サプライヤ・レベルで定義された処理リード・タイムが最初に考慮されます。それ以外の場合は、品目表で定義された処理リード・タイムが考慮されます。品目表に定義されている前処理リード・タイムと後処理リード・タイムも考慮されます。
前処理リード・タイムと後処理リード・タイムは、製造カレンダに従って計算されます。
移動時間は移動カレンダに従って計算されます。
処理リード・タイムは、サプライヤ・カレンダに従って計算されます。
サプライヤ生産能力は考慮されません。

この図は、購買補充オーダーの様々な日付の決定方法を示しています。前処理リード・タイムが、提示開始日を計算するために提示オーダー日に追加されます。処理リード・タイムが提示出荷日の計算のために提示開始日に追加されます。提示納入予定日の計算のために、移動時間が提示出荷日に追加されます。後処理リード・タイムが提示納入予定日に追加され、提示納期が計算されます。

提示されたオーダー日は製造カレンダを考慮し、提示開始日はサプライヤ・カレンダを考慮し、提示出荷日はサプライヤ出荷カレンダを考慮し、提示納入日は組織受入カレンダを考慮し、提示期日は製造カレンダを考慮します。

たとえば、土曜日と日曜日が稼働日でなく、提示納入予定日が金曜日に、後処理リード・タイムが1日の場合、提示納期は月曜日です。

転送オーダーのスケジュール

転送オーダーは、提示オーダー日から転送スケジュールされます。

次の点によって、転送オーダーのスケジューリングが制御されます:

出荷、受入、移動および製造のすべての有効なカレンダが考慮されます。
ソース組織で定義された前処理リード・タイムが考慮されます。
処理リード・タイムは考慮されません。
移動時間は、ソース・ルールで指定された出荷方法から取得されます。
搬送先組織で定義された後処理リード・タイムが考慮されます。
前処理リード・タイムと後処理リード・タイムは、ソース組織と搬送先組織の製造カレンダに従ってそれぞれ計算されます。
移動時間は移動カレンダに従って計算されます。

この図は、移動補充オーダーの様々な日付の決定方法を示しています。提示された開始日と提示出荷日の計算のために、前処理リード・タイムが提示オーダー日に追加されます。提示納入予定日を計算するために、提示された開始日および出荷日に移動時間が追加されます。後処理リード・タイムが提示納入予定日に追加され、提示納期が計算されます。

提示オーダー日と提示開始日は、ソース組織の製造カレンダを考慮し、提示出荷日はソース組織の出荷カレンダを考慮し、提示納入日は搬送先組織の受入カレンダを考慮し、提示納入予定日は搬送先組織の製造カレンダを考慮します。提示開始日と提示出荷日は同じです。

たとえば、土曜日と日曜日が稼働日でなく、提示納入予定日が金曜日に、後処理リード・タイムが1日の場合、提示納期は月曜日です。