オーダー予測のサイクル途中更新の例
プランニング・サイクルで、プラン・データのサイクルの途中に変更が発生した場合、それは更新とみなされ、そのタイム・バケットの前のコミットはすべて消去されます。
たとえば、週次頻度で開始日が月曜日に設定されたコラボレーション・プランを作成します。 1月16日月曜日にプランを公開した場合、1月16日の週に公開済データを変更すると、それは更新とみなされ、そのタイム・バケットの前のコミットはすべて消去されます。 次の週の1月23日月曜日にプランが再度公開されると、それは新しいプランニング・サイクルとして扱われます。
次の表は、サイクルの途中に公開済データに変更が発生した場合のプラン・データの変更を示しています。
データ受信日付 |
出荷元 |
出荷先 |
品目 |
2月6日のスケジュール日の値 |
2月13日のスケジュール日の値 |
2月20日のスケジュール日の値 |
2月27日のスケジュール日の値 |
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2017年1月2日 |
サプライヤA |
サイトA |
Y |
150ユニット |
150ユニット |
150ユニット |
送信レコードなし |
2017年1月4日 |
サプライヤA |
サイトA |
Y |
150ユニット |
送信レコードなし |
300ユニット |
300ユニット |
週次集計で開始日が月曜日のオーダー予測が、2017年1月2日に公開されます。 スケジュールは、2月6日、2月13日、2月20日および2月27日の各週を対象とします。 2017年1月4日に、分解プロセスによって、各スケジュール詳細が評価され、それが2017年1月2日に受信された前の品目予測と比較されます。
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更新なし: 2月6日の集計週では、分解プロセスによって、既存のスケジュール詳細に変更はないと判断されます。 予測数量に変更はないため、コミット数量に変更はありません。
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取消し: 2月13日の集計週では、レコードが送信されていないため、分解プロセスによって2月13日のバケットは取り消されたとみなされます。 レコードはバージョン設定され、予測数量は0に設定されます。 コミットはすべて保持されます。
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更新: 2月20日の集計週では、予測数量が変更されているため、分解プロセスによって、バージョン・アップされた新しいスケジュール詳細レコードが作成されます。 レコードはバージョン設定され、予測数量は300に設定されます。 新しいコミットが予定されます。
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追加: 2月27日の集計週では、タイム・バケットの2月27日が前に存在していなかったため、分解プロセスによって新しいスケジュール詳細レコードが作成されます。 予測数量は300に設定されます。 コミットが予定されます。
オーダー予測が再公開されると、サービス・レベル契約が再計算されます。 たとえば、サービス・レベル契約が2日であるとします。 オーダー予測の元の公開日が1月2日の場合、期日は1月4日です。 オーダー予測が1月3日に再公開されると、期日は1月5日に設定されます。