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プロジェクト・ネッティングの例

次の例は、プランニング・プロセスにより使用可能な供給をプロジェクト需要にネッティングし、未充足需要のための計画オーダーを作成する方法を理解するのに役立ちます。

  • 例1では、プランニング・プロセスにより、プロジェクト・グループ内の異なるプロジェクト間でプロジェクト・ネッティングを実行する方法について説明します。

  • 例2では、プランニング・プロセスにより、複数のプロジェクト・グループで属性ベースのネッティングを実行する方法について説明します。

例1: プロジェクト・グループ内の異なるプロジェクト間でのプロジェクト・ネッティング

属性ベースのネッティング・ルール、品目属性およびプロジェクト・グループについて、次のように設定されているとします。

品目属性
品目属性
ハード・ペギング・レベル プロジェクトおよびタスク
共通供給の使用の許可 はい
計画オーダーの属性
需要グループ化 ストライピング
プロジェクト・グループ プロジェクト・グループ
プロジェクト プロジェクト
タスク タスク
プロジェクト・グループ
プロジェクト・グループ プロジェクト タスク
プロジェクト・グループ1 プロジェクトP1 タスクP1T1、タスクP1T2
プロジェクトP2 タスクP2T1
連番 需要属性 需要演算子 供給属性 供給演算子
1 プロジェクト・グループ いずれか プロジェクト・グループ 需要価額に一致する
プロジェクト いずれか プロジェクト 需要価額に一致する
タスク いずれか タスク 需要価額に一致する
4 プロジェクト・グループ いずれか プロジェクト・グループ 空白
プロジェクト いずれか プロジェクト 空白
タスク いずれか タスク 空白

ネッティング順序およびこの例で定義されている順序に基づいて、プランニング・プロセスでは、プロジェクト・ネッティングを行う際に次のオプションを使用できます。

  1. プランニング・プロセスにより、ネッティング・ルールで定義された、属性ベースのネッティング・ルールのネッティング順序の最初のステップである「プロジェクト・タスク供給のネッティング」が適用され、プロジェクトおよびタスクの属性が一致する需要に供給が配賦されます。 つまり、プロジェクトP1およびタスクP1T1を含む供給は、プロジェクトP1およびタスクP1T1を含む需要にのみ配賦できます。

  2. 一致するプロジェクトおよびタスクの供給が使用できない場合、プロセスでは、属性ベースのネッティング・ルールのネッティング順序の2番目のステップが適用されて、使用可能な共通供給がプロジェクト需要に配賦されます。

  3. 未充足需要については、プロセスにより、計画オーダーが推奨されます。

プランニング・プロセスにより、プラン範囲を通して、属性ベースのネッティングの各タイム・バケットに同じ順序でネッティング順序が適用されます。

次に、需要に対する使用可能な供給のペギングおよび推奨された計画オーダーを表す、単純なプラン出力を示します。

プロジェクト固有の供給プランニングのプラン出力。

タイムバケットごとに、供給および需要のネッティングを分析します。

プロジェクト・ネッティング

1日目

プランニング・プロセスにより、10ユニットの共通供給が10ユニットの共通需要(プロジェクトおよびタスクの属性が含まれない需要)にペグされます。 このペギング後の残りの共通供給は30ユニットです。

2日目

プロセスにより、20ユニットの(P1、P1T2)供給が特定されます。

プロセスにより、10ユニットの共通供給が10ユニットの共通需要にペグされます。 このペギング後の残りの共通供給は20ユニットです。

プロセスにより、属性ベースのネッティング・ルールのネッティング順序の最初のステップが適用されて、プロジェクトおよびタスクの属性が一致する供給と需要が特定されます。 15ユニットの(P1、P1T1)供給が、15ユニットの(P1、P1T1)需要にペグされます。 このペギング後の残りの(P1、P1T1)供給は5ユニットです。

また、このプロセスにより、10ユニットの(P2、P2T1)供給が、10ユニットの(P2、P2T1)需要にペグされます。 このペギングにより、(P2、P2T1)供給が完全に消し込まれます。

3日目

プロセスにより、属性ベースのネッティング・ルールのネッティング順序の最初のステップが適用されて、20ユニットの(P1、P1T2)供給が、20ユニットの(P1、P1T2)需要にペグされます。 このペギングにより、(P1、P1T2)供給が完全に消し込まれます。

4日目

プロセスにより、20ユニットの追加共通供給が特定されます。

プロセスにより、属性ベースのネッティング・ルールのネッティング順序の最初のステップが適用されて、5ユニットの(P1、P1T1)供給が、5ユニットの(P1、P1T1)需要にペグされます。 このペギングにより、(P1、P1T1)供給が完全に消し込まれます。

5日目

プロセスにより、20ユニットの共通供給が20ユニットの共通需要にペグされます。 このペギング後の残りの共通供給は20ユニットです。

プロセスにより、15ユニットの(P1、P1T2)需要に対して属性ベースのネッティング・ルールのネッティング順序の2番目のステップが適用されますが、プロジェクトおよびタスクの属性が一致する供給は検出されません。

次に、プロセスにより、属性ベースのネッティング・ルールのネッティング順序の2番目のステップが適用されて、15ユニットの共通供給が、15ユニットの(P1、P1T2)需要にペグされます。 このペギング後の残りの共通供給は5ユニットです。

6日目

プロセスにより、属性ベースのネッティング・ルールのネッティング順序の最初のステップが適用されて、10ユニットの(P2、P2T1)供給が、15ユニットの(P2、P2T1)需要にペグされます。 このペギングにより、(P2、P2T1)供給が完全に消し込まれます。

次に、プロセスにより、属性ベースのネッティング・ルールのネッティング順序の2番目のステップが適用されて、5ユニットの共通供給が、残りの5ユニットの(P2、P2T1)需要にペグされます。 このペギングにより、共通供給が完全に消し込まれます。

7日目

プロセスにより、10ユニットの(P1、P1T1)需要に対して属性ベースのネッティング・ルールの2番目のステップが適用されますが、プロジェクトおよびタスクの属性が一致する供給は検出されません。 また、このプランニング・プロセスにより、「共通供給のネッティング」ネッティング順序も適用されますが、共通供給は検出されません。

次に、プロセスにより、未充足共通需要に対して共通計画オーダーが、未充足プロジェクト需要に対してプロジェクト計画オーダーが推奨されます。 その後、プロジェクトおよびタスクの値がプロジェクト計画オーダーに割り当てられます。

例2: 複数のプロジェクトでのプロジェクト・ネッティング

属性ベースのネッティング・ルール、品目属性およびプロジェクト・グループについて、次のように設定されているとします。

品目属性
品目属性
ハード・ペギング・レベル プロジェクトおよびタスク
共通供給の使用の許可 はい
固定オーダー数量 20
計画オーダーの属性
需要グループ化 ストライピング
プロジェクト・グループ プロジェクト・グループ
プロジェクト
タスク
プロジェクト・グループ
プロジェクト・グループ プロジェクト タスク
プロジェクト・グループ1 プロジェクトP1 タスクP1T1、タスクP1T2
プロジェクトP2 タスクP2T1
プロジェクト・グループ2 プロジェクトP3 タスクP3T1
連番 需要属性 需要演算子 需要属性値1 供給属性 供給演算子
1 プロジェクト・グループ いずれか プロジェクト・グループ 需要価額に一致する
プロジェクト いずれか プロジェクト 需要価額に一致する
タスク いずれか タスク 需要価額に一致する
2 プロジェクト・グループ いずれか プロジェクト・グループ 需要価額に一致する
プロジェクト いずれか プロジェクト 需要価額に一致する
タスク いずれか タスク いずれか
3 プロジェクト・グループ いずれか プロジェクト・グループ 需要価額に一致する
プロジェクト いずれか プロジェクト いずれか
タスク いずれか タスク いずれか
4 プロジェクト・グループ 次と等しい PG1 プロジェクト・グループ 空白
プロジェクト いずれか プロジェクト 空白
タスク いずれか タスク 空白

ネッティング順序およびこの例で定義されている順序に基づいて、プランニング・プロセスでは、プロジェクト・ネッティングを行う際に次のオプションを使用できます。

  1. プランニング・プロセスにより、ネッティング・ルールで定義された、属性ベースのネッティング・ルールのネッティング順序の最初のステップである「プロジェクト・タスク供給のネッティング」が適用され、プロジェクトおよびタスクの属性が一致する需要に供給が配賦されます。 つまり、プロジェクトP1およびタスクP1T1を含む供給は、プロジェクトP1およびタスクP1T1を含む需要にのみ配賦できます。

  2. 一致するプロジェクトおよびタスクの供給が使用できない場合、プロセスでは、属性ベースのネッティング・ルールのネッティング順序の2番目のステップが適用されます。 ルールの予約レベルがプロジェクト・グループであるため、プランニング・プロセスにより、同じグループのすべてのタスクに属する供給がネッティングされます。 つまり、P1のすべてのタスクの供給は、P1のすべてのタスクに配賦できます(これらのタスクが同じグループPG1に含まれるため)。

  3. 一致するタスク供給を同じプロジェクト内で使用できない場合、プロセスにより、属性ベースのネッティング・ルールの順序番号3のネッティング・ステップが適用されて、同じグループ内のすべてのプロジェクトまたはすべてのタスクに属する供給がネッティングされます。 つまり、P1のすべてのタスクの供給は、P2のすべてのタスクに配賦できます(これらのタスクが同じグループに含まれるため)。
  4. プロジェクト・グループ内に超過供給が存在しない場合は、プロセスにより、属性ベースのネッティング・ルールのネッティング順序の4番目のステップが適用されて、共通供給がプロジェクト需要に配賦されます。

  5. 未充足需要については、プロセスにより、計画オーダーが推奨されます。

プランニング・プロセスにより、プラン範囲を通して、属性ベースの各タイム・バケットに同じ順序でネッティング順序が適用されます。

次に、需要に対する使用可能な供給のペギングおよび推奨された計画オーダーを表す、プラン出力を示します。

プロジェクト固有の供給プランニングのプラン出力。

このプランのタイムバケットごとに、供給および需要のネッティングを分析します。

属性ベースのネッティング

1日目

プランニング・プロセスにより、20ユニットの共通供給が20ユニットの共通需要(プロジェクトおよびタスクの属性が含まれない需要)にペグされます。 このペギング後の残りの共通供給は5ユニットです。

プロセスにより、属性ベースのネッティング・ルールのネッティング順序の最初のステップが適用されて、プロジェクトおよびタスクの属性が一致する供給と需要が特定されます。 10ユニットの(P1、P1T1)供給が、10ユニットの(P1、P1T1)需要にペグされます。 このペギング後の残りの(P1、P1T1)供給は15ユニットです。

2日目

プロセスにより、20ユニットの(P3、P3T1)供給が特定されます。

プロセスにより、属性ベースのネッティング・ルールのネッティング順序の最初のステップが適用されて、20ユニットの(P3、P3T1)供給が、20ユニットの(P3、P3T1)需要にペグされます。 このペギングにより、(P3、P3T1)供給が完全に消し込まれます。

次に、プロセスにより、属性ベースのネッティング・ルールのネッティング順序の2番目と3番目のステップが適用されて、同じプロジェクト・グループ内のプロジェクトおよびタスクからの超過供給が特定されます。 10ユニットの(P1、P1T1)供給が、10ユニットの(P1、P1T2)需要にペグされます。 また、5ユニットの(P1、P1T1)供給が、10ユニットの(P2、P2T2)需要にペグされます。 このペギングにより、(P1、P1T1)供給が完全に消し込まれます。

次に、プロセスにより、属性ベースのネッティング・ルールのネッティング順序の4番目のステップが適用されて、残りの5ユニットの(P2、P2T2)需要にペグできる共通供給が特定されます。 共通供給はプロジェクト・グループPG1に属しているため、P2プロジェクト需要に割り当てられます。 このプロジェクト・グループでは、属性ベースのネッティング・ルールの順序番号4のネッティング順序ステップに従って、共通供給をネッティングできます。 次に、プロセスにより、5ユニットの共通供給が5ユニットの(P2、P2T2)需要にペグされます。 このペギングにより、共通供給が完全に消し込まれます。

4日目

プロセスにより、10ユニットの追加共通供給が特定されます。

プロセスにより、属性ベースのネッティング・ルールのネッティング順序の最初、2番目および3番目のステップが適用されますが、一致する供給または超過供給は検出されません。

次に、プロセスにより、属性ベースのネッティング・ルールのネッティング順序の4番目のステップが適用されて、10ユニットの(P3、P3T1)需要にペグできる共通供給が特定されます。 P3はプロジェクト・グループPG2に属するため、属性ベースのネッティング・ルールのネッティング順序の4番目のステップに従って、プロジェクト・グループPG1のプロジェクト需要のみが共通供給をネッティングできます。

この10ユニットの未充足需要については、プロセスにより、計画オーダーが推奨されます。 品目に定義されている固定オーダー数量は20であるため、プロセスにより、20ユニットの計画オーダーが作成されます。

5日目

プロセスにより、10ユニットの共通供給が10ユニットの共通需要にペグされます。 このペギングにより、共通供給が完全に消し込まれます。

6日目

プロセスにより、属性ベースのネッティング・ルールのネッティング順序の最初、2番目、3番目および4番目のステップが適用されますが、使用可能な供給は検出されません。

10ユニットの未充足(P1、P1T1)需要については、プロセスにより、品目に定義されている固定オーダー数量を考慮した後で20ユニットの計画オーダーが推奨されます。

7日目

プランニング・プロセスにより、未充足需要がプロジェクト・グループ・レベルで集計され、計画オーダーが推奨されます。 P1およびP2は同じプロジェクト・グループPG1に属しているため、プロセスでは、未充足(P1、P1T1)需要および(P2、P2T2)需要が集計されます。

このプロセスでは、属性ベースのネッティング・ルールの「計画オーダーの属性」で選択した属性に基づいて、品目に定義された固定オーダー数量が考慮された後、20ユニットの計画オーダーが推奨されます。 次に、プロセスにより、最初の需要(プロジェクトP1およびタスクP1T1)の属性に基づいて、プロジェクトおよびタスクの属性が計画オーダーに割り当てられます。