供給プランまたは統合プランの実行
供給プランまたは統合プランを実行することで、予測および安全在庫レベルを生成し、補充を作成します。
統合プランには、需要プランと供給プランの両方が含まれます。 「供給プランニング」、「プランニング・セントラル」、「需要および供給プランニング」の各作業領域から、供給計画または需要と供給計画を実行できます。
供給プランまたは統合プランを実行する際には、実行するプランのスコープを指定できます。 実行前にプランの入力データをリフレッシュするかどうかも選択できます。 また、プランをすぐに実行することも、設定した時刻または繰返しスケジュール(日次または週次)に基づいてバックグラウンドで実行することもできます。
供給プランまたは需要と供給プランを作成した後、プランを実行してデータを生成する必要があります。 「プランの実行」ダイアログ・ボックスの「パラメータ」タブには、プラン実行オプションが、操作の順序に従い、「スコープ」、「需要」、「供給」と並んでいます。 また、安全在庫レベルを再計算するオプションもあります。 最初に予測プロセスが実行され、次に安全在庫が計算され、その後、その出力が供給プランニング計算に使用されます。 プラン・タイプに応じて、次のオプションを構成できます。
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データ・リフレッシュ・オプション
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スコープ・オプション
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需要プラン実行オプション
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供給プラン実行オプション
データ・リフレッシュ・オプション
次のデータ・リフレッシュ・オプションが使用可能です。
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現在のデータでリフレッシュしない: このオプションは、プラン開始日の繰上げなしを含め、需要を変更せずにプランを実行する場合に選択します。
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選択した現在のデータでリフレッシュ: このオプションは、データを部分的にリフレッシュする場合に選択します。 プラン全体をリフレッシュすることなく、トランザクション・データおよび一部の参照データをリフレッシュできます。 たとえば、「需要履歴およびメジャー」と「予測」を選択してリフレッシュするシナリオには、次のようなものがあります。
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需要履歴およびメジャー: 外部またはサード・パーティの予測を再ロードしたため、それらの最新の更新をプランに反映する必要があります(販売予測、マーケティング予測、財務予測、出荷予測など)。
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予測: 「プラン・オプション」ページの「供給」タブの「組織およびスケジュール」サブタブにある「需要スケジュール」セクションで入力メジャー・レベルを変更しました。 たとえば、プランをコピーし、同じプランで入力メジャー・レベルを別の予測に変更したため、プランを再実行するとします。 この場合は、「予測」について「選択した現在のデータでリフレッシュ」オプションを指定します。 プラン・オプションは変更したが、プランは編集していないため、プラン全体をリフレッシュする必要はありません。
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現在のデータでリフレッシュ: このオプションは、プラン全体を最新の収集データでリフレッシュする場合に選択します。 プランを初めて実行する場合は、このデータ・リフレッシュ・オプションのみが使用可能で、デフォルトで選択されます。 統合プラン(「需要と供給プラン」タイプ)でこのオプションを選択すると、「スコープ・オプション」セクションの「需要の計画」チェック・ボックスと「供給の計画」チェック・ボックスがデフォルトで選択され、選択を解除することはできません。
スコープ・オプション
スコープ・オプションによって、再プランの対象が限定されます。 次のスコープ・オプションが使用可能です。
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需要の計画: プラン実行時に需要を予測する場合に選択します。 「データ・リフレッシュ・オプション」セクションで「現在のデータでリフレッシュ」を選択した場合、統合プランでは、このオプションがデフォルトで選択されます。 このオプションは、「プランニング・セントラル」作業領域および「需要および供給プランニング」作業領域で、「需要と供給プラン」タイプに対して使用できます。
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プランの承認: プラン実行時にプランを承認する場合に選択します。 このオプションは、「需要および供給プランニング」作業領域で、「需要と供給プラン」タイプに対して使用できます。
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安全在庫の再計算: プラン実行時に安全在庫数量を再計算する場合に選択します。 このオプションは、「プランニング・セントラル」、「供給プランニング」、「需要および供給プランニング」の各作業領域で、「供給プラン」タイプまたは「需要と供給プラン」タイプに対して使用できます。
「安全在庫の再計算」チェック・ボックスが使用可能になるのは、「プラン・オプション」ページの「安全在庫」タブで次のいずれかの安全在庫プランニング方法が選択された場合のみです。
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最終品目には統計安全在庫、その他すべてにはなし
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最終品目には統計、その他すべてにはユーザー指定
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供給の計画: プランニング・プロセスで供給のみを計算する場合に選択します。 「データ・リフレッシュ・オプション」セクションで「現在のデータでリフレッシュ」チェック・ボックスを選択した場合、統合プランでは、このオプションがデフォルトで選択されます。 このオプションは、「プランニング・セントラル」作業領域および「需要および供給プランニング」作業領域で、「需要と供給プラン」タイプに対して使用できます。
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プランのアーカイブ: プランのデータをアーカイブする場合に選択します。 このオプションは、「供給プランニング」作業領域および「需要および供給プランニング」作業領域で、「供給プラン」タイプまたは「需要と供給プラン」タイプに対して使用できます。
需要プラン実行オプション
「需要プラン実行オプション」セクションは、「需要と供給プラン」タイプには使用できますが、「供給プラン」タイプには使用できません。
予測プロファイル: プランの一部として含める予測プロファイルを選択します。 予測プロファイルを選択していない場合、予測プロセスは実行されません。
予測方法の詳細を含む: 予測を構成する予測方法の詳細を提供するかどうかを指定する場合に選択します。 このオプションは、「需要および供給プランニング」作業領域で、「需要と供給プラン」タイプに対して使用できます。
原因ファクタの詳細を含む: 予測を構成する原因ファクタの詳細を提供するかどうかを指定する場合に選択します。 このオプションは、「需要および供給プランニング」作業領域で、「需要と供給プラン」タイプに対して使用できます。
供給プラン実行オプション
「供給プラン実行オプション」セクションは、無制約供給プランには表示されますが、制約付き供給プランには表示されません。 制約付き供給プランは、バッチ・モードでのみ実行できます。 次の供給プラン実行オプションが使用可能です。
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対話型: このオプションは、プランをデータベースに保存せずにメモリー内で実行する場合に選択します。 これにより、通常のプランが週末に実行するようにスケジュールされている場合に週の途中でプランを実行できます。 「対話型」を選択すると、「スケジュール」タブが無効になり、できるだけ早くプランを実行するように設定されます。
ノート: 「対話型」オプションは、制約付き供給プランでは使用できません。 -
バッチ: このオプションは、スケジュールに従ってプランを実行する場合に選択します。 このオプションを選択すると、プランをいつ実行するかを設定できる「スケジュール」タブが使用可能になります。
「バッチ」を使用して、計算された合計も含め、すべてのプラン・データをデータベースに保存します。 プランをデータベースに保存するには、プランを少なくとも1回実行する必要があります。 これにより、プランをメモリーにロードしなくても分析に使用できるようになります。
供給プランまたは統合プランの実行
供給プランまたは統合需要および供給プランを実行するには、次の一般的なステップを使用します。
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「プランの実行」ダイアログ・ボックスを開きます。
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サプライ・チェーン・プランニング作業領域で、「プラン」パネル・タブをクリックし、「プラン」リストを展開します。
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実行するプランを選択し、「処理」をクリックして「実行」を選択します。
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「プランの実行」ダイアログ・ボックスの「パラメータ」タブで、「詳細」を展開してプラン・オプションをレビューします。
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「データ・リフレッシュ・オプション」セクションで、オプションをレビューし、適切な選択を行います。
ノート: プランを初めて実行する場合は、「選択した現在のデータでリフレッシュ」を選択する必要があります。 このオプションを使用すると、履歴データがリフレッシュされて、販売オーダーがインポートされ、現在の日付に連携するようにプラン開始日が進められます。 -
「スコープ・オプション」セクションで、プランの実行に使用するオプションを選択します。
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需要と供給プラン・タイプの場合: 「需要プラン実行オプション」セクションで、適切な需要プラン実行オプションを選択します(プラン実行の一部として含める予測プロファイルなど)。
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無制約供給プランの場合: 「供給プラン実行オプション」セクションで、プラン実行で使用するオプションを選択します。
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「供給プラン実行オプション」セクションで「バッチ」を選択した場合、または制約付き供給プランの場合は、「スケジュール」タブをクリックして頻度のパラメータを設定します。
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プランをすぐに実行する場合は、「可能な限り早く」を選択します。
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設定した時刻にバックグラウンドでプランを実行する場合は、「スケジュールの使用」を選択し、「頻度」を選択します(「日次」、「週次」など)
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「OK」をクリックして、プランを実行します。