現在のオブジェクトのフィールド値の参照
現在のビジネス・オブジェクトのコンテキストで実行されるスクリプトを記述する場合、API名を使用するだけで、現在のオブジェクトのフィールドの値を参照できます。 これには、次のすべてのコンテキストが含まれます:
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オブジェクト検証ルール
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フィールド・レベルの検証ルール
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式フィールドの式
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カスタム・フィールドの条件付き更新可能な式
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カスタム・フィールドの条件付き必須式
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オブジェクト・トリガー
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フィールド・トリガー
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オブジェクト関数、および
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オブジェクト・ワークフローを実行するための条件
標準オブジェクトに追加したカスタム・フィールドのAPI名には、標準フィールド名と区別するために_c
というサフィクスが付きます。 そのため、たとえば、ContactPhoneNumber
という標準フィールドの値およびContactTwitterName
というカスタム・フィールドの値を参照するスクリプトを記述するには、次のコードを使用します:
// Assign value of standard field "ContactPhoneNumber" to "phone" var
def phone = ContactPhoneNumber
// Assign value of custom field "ContactTwitterName" to "twitterName" var
def twitterName = ContactTwitterName_c
// Assemble text fragment by concatenating static text and variables
def textFragment = 'We will try to call you at ' + phone +
' or send you a tweet at ' + twitterName
フィールドの値を複数回参照する場合は、フィールドの値を保持するローカル変数を定義することをお薦めします。 1回のみ使用する必要がある場合は、次のようにローカル変数を定義せずに、フィールドの名前を直接参照できます:
def textFragment = 'We will try to call you at ' + ContactPhoneNumber +
' or send you a tweet at ' + ContactTwitterName_c
ノート: フィールド値を複数回参照する場合、通常、独自のプリファレンスに従ってローカル変数を使用するかどうかを選択できます。ただし、ADF
RowIterator
オブジェクトを操作する場合は、def
キーワードを使用して変数を定義して保持する必要があります。 詳細は、「文字列での置換式の使用」のヒントを参照してください。