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レポート通貨の残高の計算方法

仕訳または補助元帳レベルで設定されたレポート通貨残高は、Oracle General Ledgerの仕訳が転記されてレポート通貨に換算されたときに更新されます。

このプロセスには、次のものが含まれます。

  • 一般会計の手動仕訳、定期仕訳および配賦。

  • 補助元帳レベルでは、Oracle Subledger Accountingからの仕訳。

  • 自分のOracle Fusion補助元帳以外のソースからインポートされたその他の仕訳。

1つ以上のレポート通貨が定義された元帳で仕訳を転記すると、転記プロセスによって次の処理が行われます。

  • 各レポート通貨に換算された仕訳を作成します。

  • これらを元の仕訳と同じバッチに「転記済」ステータスで含めます。

レポート通貨残高に影響する設定

レポート通貨は、元帳オプションの大部分をそのソース元帳と共有します。 たとえば、レポート通貨はそのソース元帳と同じ仮勘定および留保利益勘定を使用します。 ただし、「通貨換算レベル」などの一部のオプションは、レポート通貨用に個別に設定する必要があります。 「通貨換算レベル」は、「残高」、「仕訳」および「補助元帳」です。

ノート: セカンダリ元帳では、補助元帳レベルのレポート通貨を使用できません。

レポート通貨とそのソース元帳の間には複数の依存関係が存在します。 そのため、期間オープン・タスク、日次仕訳または補助元帳レベルのレポート通貨会計タスクおよび期間クローズ・タスクは正しい順序で実行してください。 次の表は、各タスク・タイプのタスクの一部を示しています。

タイプ

タスク

期間オープン

会計期間に対して仕訳を作成またはインポートする前に、元帳およびレポート通貨の両方で会計期間をオープンします。 換算された仕訳は、その期間がオープンであるか先日付入力可能な場合にのみ、レポート通貨で生成されます。

日次

仕訳を各レポート通貨に換算するための日次換算レートを入力します。

期間クローズ

  • 元帳の期間について、すべての通常および修正仕訳の入力を終了します。

  • 前のステップで行っていない場合は、元帳の未転記の仕訳をすべて転記します。

  • 前のステップで行っていない場合は、レポート通貨の未転記の仕訳をすべて転記します。

  • 元帳およびレポート通貨の両方で再評価を実行します。 各元帳で生成された再評価バッチを転記します。

  • 必要に応じて、元帳の残高を換算します。

  • 元帳およびレポート通貨の両方から必要なレポートを生成します。

  • 元帳およびレポート通貨の両方で会計期間をクローズします。

レポート通貨の計算方法

仕訳または補助元帳レベルでレポート通貨を使用する場合、次の処理を行ったときに仕訳がレポート通貨で転記されます。

  • 会計の作成。

  • 仕訳の転記。

  • 残高の換算。

一般会計および補助元帳会計では自動的にレポート通貨で仕訳が生成され、ここに入力された通貨金額がレポート通貨金額に換算されます。 レポート通貨残高の計算で使用されるその他の要因を次に示します。

  • 手動仕訳: 「仕訳の作成」ページを使用して、レポート通貨での手動仕訳バッチを仕訳または補助元帳レベルで入力します。 元帳の値リストから仕訳または補助元帳レベルのレポート通貨を選択します。 その他の手動仕訳の入力と同じ方法で続行します。

  • 換算の端数処理: レポート通貨機能を使用して、Oracle Fusion Cloud Applications全体で使用されているものと同じ端数処理ルールにより、換算済金額および計上済金額を端数処理します。 レポート通貨機能では、ご使用のアプリケーションで事前定義されている通貨に設定されている、次のような複数の要素を考慮します。

    • 通貨の精度: 通貨トランザクションで使用される小数点以下の桁数。

    • 最小計上可能ユニット: 通貨で使用される最小単位名。 これは精度と対応していない場合があります。

  • 換算済仕訳: 次のタイプの仕訳について、ソース元帳で元の仕訳を転記すると、仕訳が自動的にレポート通貨で生成され、転記されます。

    • 手動仕訳

    • 定期および配賦仕訳

    • Oracle以外の補助元帳アプリケーションからの未転記の仕訳

    • レポート通貨の転送およびインポートをサポートしていないOracle補助元帳からの未転記の仕訳

    • (オプション)再評価仕訳

  • 未換算仕訳: 補助元帳会計機能を利用して、元の仕訳およびレポート通貨仕訳の両方について、インポートおよび転記のためにOracle補助元帳仕訳を換算して一般会計に転送します。 これらの仕訳のレポート通貨換算は、一般会計によっては実行されません。

  • 仕訳の承認: 仕訳承認機能を使用して、組織の承認階層に従ってレポート通貨仕訳を処理します。 ソース元帳とレポート通貨で個別に仕訳承認機能を使用可能にできます。

  • 文書番号: 元帳に仕訳を入力するときに、一般会計アプリケーションによって仕訳に割り当てられるデフォルトの文書番号を受け入れます。 レポート通貨の換算済仕訳にも同じ文書番号が割り当てられます。 ただし、レポート通貨で仕訳を入力した場合は、レポート通貨によって仕訳に割り当てられる文書番号が決定されます。

  • 順次採番: 順次採番を使用可能にして、Oracle補助元帳の仕訳以外の仕訳について、レポート通貨とソース元帳で同じ採番を保持します。 レポート通貨用に個別の連番を作成しないでください。 作成すると、レポート通貨用に定義された連番が使用されます。 この連番によって、元帳とレポート通貨の間で文書番号が非同期になる可能性があります。

    ノート: 次の場合は、仕訳の保存時に一般会計によって文書番号が自動的に入力されます。
    • 順次採番プロファイル・オプションが「常に使用」または「一部使用」に設定されている場合。

    • 文書の自動採番が定義されている場合。

    手動採番を使用している場合は、一意の文書番号を入力できます。
  • 再評価: 組織が事業を行う国の会計規則に準拠するために、必要に応じて、元帳およびレポート通貨で定期的に再評価を実行します。

  • 勘定科目照会: レポート通貨で照会を実行します。 次のことができます。

    • レポート通貨残高の仕訳詳細にドリルダウンします。

    • ドリルダウンして、元の仕訳の転記時に作成された自動換算仕訳からのソース元帳通貨仕訳金額を表示します。

ノート: レポート通貨で金額を変更する場合、その変更はソース元帳に反映されないので注意してください。 レポート通貨で仕訳に変更を加えると、レポート通貨をソース元帳と一致させることがより困難になります。 通常は、ソース元帳で仕訳を入力または変更した後、転記によってレポート通貨を更新します。
ノート: 仕訳または補助元帳レベルでレポート通貨を使用している場合は、レポート通貨に対する統計仕訳が生成されますが、この仕訳は換算されません。