文書レコードの概要

文書レコード・ビジネス・オブジェクトには、HR_DOCUMENTS_OF_RECORD表に基づく、パスポート、運転免許、出生証明などの文書タイプを基に作成された文書レコードの詳細が含まれています。

このオブジェクトは通常、次の場合に使用できます。

  • 追加される文書レコードに基づく文書名または発行国のデフォルト設定。

  • 選択した文書タイプに基づくフィールドの自動移入。

  • 日付フィールド、無効な文字またはDFFセグメントの検証。

以前に示したユースケースに基づいて、このビジネス・オブジェクトの使用方法に関する例をいくつか見てみましょう。

  • 文書名を、文書タイプに名などのサフィクスを追加したものにデフォルト設定します。たとえば、Passport_Davidです。

  • 発行国を、文書レコードが追加される個人の国にデフォルト設定します。

  • 日付: 自を個人の採用日に、日付: 至を現在の日付にデフォルト設定します。

  • ユーザーが選択した文書タイプに基づいてフィールドに移動移入します。たとえば、「文書タイプ」=「パスポート」で、「国」=「インド」の場合、「発行機関」には地域のパスポート事務局が自動移入されます。

  • ユーザーが選択した文書タイプおよびDFFコンテキストに基づいてデータをDFFセグメントに自動移入します。

  • 「日付: 自」が現在の日付より後である場合と「日付: 至」が現在の日付より前である場合は、警告メッセージが表示されます。期限切れの文書を読み込む必要がある場合があるため、このシナリオではエラー・メッセージは表示されません。

  • 作成される新規文書レコードの詳細が既存の文書レコードの詳細と一致するかどうかを検証するための重複チェックを行います。

文書レコード・ビジネス・オブジェクトは、次のレスポンシブ・フローに影響します(「文書レコード」プラグイン・セクションがそれらについて有効になっている場合)。

  • アサイメントの追加

  • 派遣就業者の追加

  • 非就業者の追加

  • 処理待ち就業者の追加

  • アサイメントの変更

  • 事業所の変更

  • マネージャの変更

  • 勤務時間の変更

  • 処理待ち就業者の変換

  • 雇用関係の作成

  • 処理待ち就業者の編集

  • 雇用契約

  • 従業員の採用

  • ローカルおよびグローバル異動 - 異動

  • ローカルおよびグローバル異動 - グローバル転籍

  • ローカルおよびグローバル異動 - グローバル一時異動

  • 直属の管理

  • 昇格・昇進

  • 辞職

  • 退職

  • 異動