ガイド付きジャーニの概要
ガイド付きジャーニ・タスクを使用して、HCMフローのコンテキストで、チュートリアル、会社のポリシー、ベスト・プラクティスなどのガイダンスを提供できます。たとえば、ライン・マネージャの従業員異動を支援するタスクなどがあります。
ガイド付きジャーニの設定方法に基づいて、従業員、ライン・マネージャまたはHR担当者が処理を開始すると、「ガイド」ボタンが表示されます。このボタンは、ADFページとRedwoodページのセクション・ヘッダー・レベル、ページ・ヘッダー・レベルまたはその両方に表示されます。トランザクションでユーザーをガイドするために追加したタスクがリストされます。
ガイド付きジャーニの作成にはいくつかの側面があります。
- 最初に、ORA_PER_GUIDED_JOURNEYS_ENABLEDプロファイル・オプションを使用してガイド付きジャーニを有効にする必要があります。これを実行するには、「設定および保守」作業領域の「管理者プロファイル値の管理」タスクを使用して、プロファイル値をYに変更します。
- チェックリスト・テンプレートの「ガイド付きジャーニ」カテゴリを使用して、ガイド付きジャーニに関連するタスクを設定および追加します。ガイド付きジャーニでは、「分析」、「文書」、「埋込み学習」、「外部URL」、「手動タスク」、「質問リスト」、「レポート」および「ビデオ」タイプのタスクのみを使用できます。
- ガイド付きジャーニ設定が完了したら、トランザクション設計スタジオ(TDS)を使用して、TDSルールを使用して処理に関連付けます。TDS処理に使用可能な特定の属性を使用して、ガイドを表示する対象を詳細に決定します。
- ページ・ヘッダーまたはセクション・ヘッダー・リージョンに表示するタスクを選択して追加した後に完了します。
いくつかの考慮事項があります。
- ガイド付きジャーニは、Redwoodページでサポートされています。
- ガイド付きジャーニは、トランザクションを完了するためにTDSで構成された様々なレスポンシブ・ページに表示されます。ガイド付きジャーニを就業者に割り当てることはできないため、ガイド付きジャーニがジャーニ・アプリケーションの「自分のジャーニ」タブまたは「割当済ジャーニ」タブに表示されません。
- 既存のジャーニのカテゴリをガイド付きジャーニに変更することはできません。かわりに、新しいガイド付きジャーニを定義してください。
- TDS処理ごとに1つのガイド付きジャーニのみを使用することをお薦めします。
- ガイド付きジャーニの構成が現在使用できるのは、一部のTDS処理のみに限定されています。
- 設定時に「モーダル・ウィンドウ・プロパティの設定」を使用して、ガイド付きジャーニでオープンするモーダル・ウィンドウのサイズを指定できます。指定する必要があるプロパティは次のとおりです(モバイル・ビューにも適用可能):
- width - モーダル・ウィンドウのピクセル単位の幅。デフォルトは500です。
- height - モーダル・ウィンドウの高さ(ピクセル単位)。デフォルトは350です。
- modal - ウィンドウのタイプ。属性はYまたはNです。Yはモーダル・ウィンドウ、Nは非モーダル・ウィンドウを示します。
- resize - サイズ変更のオプション。属性はYまたはNです。Yは、ユーザーがウィンドウのサイズを変更できることを示します。
例: width=400;height=300;modal=Y;resize=Y
- 「質問リスト」タスク・タイプを除き、ガイド付きジャーニで使用される他のすべてのタスク・タイプは読取り専用タイプ・タスクであり、データはどこにも保存されません。
- ガイド付きジャーニ質問リスト・タスクの一部としてユーザーが指定した応答は、どこにも表示できません。応答は、PER_CHK_GUIDED_RESPONSES質問リスト表に格納されます。独自のOTBIレポートを作成して、このデータを抽出できます。
ガイド付きジャーニの詳細は、次のリソースを参照してください:
- Customer ConnectのContextual and Guided Journeys (https://community.oracle.com/customerconnect/discussion/631002)。
- このガイドの「トランザクション設計スタジオを使用したフィールド表示の構成」。
- My Oracle SupportのTransaction Design Studio -What It Is and How It Works (ドキュメントID 2504404.1)。