グローバル休暇欠勤選択買取評価Formula
グローバル休暇欠勤選択買取評価Formulaは、有給休暇プランの選択買取を検証し、買取の支払パーセントを設定するために使用されます。このFormulaは、従業員が選択した買取金額の上書きにも使用できます。
組織には、選択日の時点で従業員の有給休暇残数が一定の最小しきい値を下回る場合、その買取を許可しないようなルールを設定できます。一方、残高が他の2つのしきい値の間にある場合、買取パーセントは75%になります。このような場合は、グローバル休暇欠勤選択買取評価Formulaを構成し、有給休暇プランに添付できます。
HCM Cloudの構成ポイント
このFormulaを作成した場合は、このFormulaを休暇欠勤プラン定義に関連付けることができます。
ナビゲーション
- 「休暇欠勤管理」作業領域で、「休暇欠勤プラン」をクリックして「休暇欠勤プラン」ページを開きます。
- 「検索結果」セクションのツールバーで、「作成」をクリックして「休暇欠勤プランの作成」ダイアログ・ボックスを開きます。
- 「プラン・タイプ」フィールドで、「有給休暇」を選択します。
- 「続行」をクリックします。
- 「休暇欠勤プランの編集」ページの「有給休暇」タブの「プラン制限」セクションで、「繰越ルール」フィールドに「なし」以外の値を選択します。
- 必要に応じて繰越ルールを定義した後、「繰越按分ルール」フィールドで「Formula」を選択します。
- 「繰越按分Formula」フィールドから、定義済のFormulaを選択します。
コンテキスト
このFormulaタイプでは、次のコンテキストを使用できます。
コンテキスト名 | データ型 |
---|---|
ABSENCE_ENTRY_ID | 数値 |
ABSENCE_TYPE_ID | 数値 |
ACCRUAL_PLAN_ID | 数値 |
DATE_EARNED | 日付 |
EFFECTIVE_DATE | 日付 |
END_DATE | 日付 |
ENTERPRISE_ID | 数値 |
HR_ASSIGNMENT_ID | 数値 |
HR_RELATIONSHIP_ID | 数値 |
HR_TERM_ID | 数値 |
JOB_ID | 数値 |
LEGAL_EMPLOYER_ID | 数値 |
LEGISLATIVE_DATA_GROUP_ID | 数値 |
ORGANIZATION_ID | 数値 |
PAYROLL_ASSIGNMENT_ID | 数値 |
PAYROLL_ID | 数値 |
PAYROLL_RELATIONSHIP_ID | 数値 |
PAYROLL_TERM_ID | 数値 |
PERSON_ID | 数値 |
START_DATE | 日付 |
入力値
変数名 | データ型 | 摘要 |
---|---|---|
IV_ACCRUAL | 数値 | 有給休暇マトリックスから受け取った有給休暇値 |
IV_CARRYOVER | 数値 | 有給休暇マトリックスから受け取った繰越限度 |
IV_CEILING | 数値 | 有給休暇マトリックスから受け取った上限 |
IV_ACCRUALPERIODSTARTDATE | 日付 | 有給休暇期間の開始日 |
IV_ACCRUALPERIODENDDATE | 日付 | 有給休暇期間の終了日 |
IV_CALEDARSTARTDATE | 日付 | 有給休暇カレンダ年の開始日 |
IV_CALEDARENDDATE | 日付 | 有給休暇カレンダ年の終了日 |
IV_PLANENROLLMENTSTARTDATE | 日付 | 登録の開始日 |
IV_PLANENROLLMENTENDDATE | 日付 | 登録の終了日 |
IV_BAND_CHG_DT1* | 日付 | 有給休暇マトリックス区分定義が勤続期間または年齢の等級または導出要因で構成されている場合、この入力値では、期間内のこれらの要因のいずれかで就業者が変更した日付がフェッチされます。 |
IV_BAND_CHG_BEFVAL1* | 数値 | IV_BAND_CHG_DT1より前のマトリックスに基づく有給休暇値 |
IV_BAND_CHG_AFTVAL1* | 数値 | IV_BAND_CHG_DT1の後のマトリックスに基づく有給休暇値 |
IV_EVENT_DATES | Date_Number | 有給休暇イベントFormulaによって返される日付の配列。 |
IV_ACCRUAL_VALUES | Number_Number | 有給休暇イベント日付配列に含まれる日付時点で有給休暇マトリックスからフェッチされた有給休暇値の配列。 |
IV_ACCRUAL_CEILING | 数値 | 有給休暇マトリックスからの年間有給休暇限度 |
IV_DISB_TYPE | テキスト | 処理中の現行レコードの買取タイプ。使用可能な値: CSH / ORA_ANC_CSH_YREND / ORA_ANC_ELECT_DISB |
IV_DISB_VALUE | 数値 | 処理中の現行レコードの買取値 |
IV_DISB_ELECTED_AMT | 数値 | 選択買取の選択金額 |
IV_DISB_ELECTION_DATE | 日付 | 選択買取の選択日 |
IV_DISB_PROCD_DATE | 日付 | 選択買取の完全処理日 |
IV_DISB_ELECT_PENDING | テキスト | 選択買取が待ち状態としてマークされているかどうか。「Y」は保留中、「N」は保留中でないことを示します。 |
戻り変数
変数名 | データ型 | 摘要 |
---|---|---|
paymentPercentage | 数値 | 選択買取値の支払パーセント |
overrideValue | 数値 | 選択買取の上書き値 |
サンプルFormula
要件: 従業員の現在の残高が8時間未満の場合、0時間が買取対象になります。
解決策: 次のようなグローバル休暇欠勤選択買取評価Formulaを使用できます。
Formula名: ANC_ELECTDISBEVAL
Formulaタイプ: グローバル休暇欠勤選択買取評価
説明: このFormulaは、有給休暇プランの選択買取値を検証します。
DEFAULT FOR IV_DISB_TYPE IS 'XX'
DEFAULT FOR IV_DISB_VALUE IS -1
INPUTS ARE IV_DISB_TYPE, IV_DISB_VALUE, IV_ACCRUAL_CEILING
ln_plan_balance = GET_PLAN_BALANCE(‘Vision Accrual Plan’)
paymentPercentage = 100
overrideValue = IV_DISB_VALUE
IF (IV_DISB_TYPE = 'ORA_ANC_ELECT_DISB') THEN
(
IF (ln_plan_balance <5) THEN
(
paymentPercentage = 0
overrideValue = 0
)
)
RETURN paymentPercentage,overrideValue