HCM抽出テンプレート

事前定義済テンプレートを使用して、抽出を迅速に設定します。次の表は、様々な抽出タイプで使用可能なテンプレートを示しています。

抽出タイプ

テンプレート

給与インタフェース

グローバル給与インタフェース

その他の給与アーカイブ

計算カード・レポート

これらのテンプレートを使用すると、データ要素を包括的なリストから選択して抽出を定義できます。これにより、統合に必要なオブジェクトのリストを選択すると、抽出定義が自動的に作成されます。属性のリストを選択し、様々なデータ要素に対して事前定義済フィルタ基準を選択できます。たとえば、住所データ要素を選択した場合、フィルタ基準を選択して、実装で定義した住所タイプに基づいて勤務先住所のみを選択できます。

データ要素とフィルタ基準を選択すると、抽出定義は完了です。提供オプションの定義の最終ステップに移動して設計プロセスを完了できます。

テンプレートをソースとして使用して定義した抽出は、定義された他の抽出と同様です。この新しく定義された抽出にデータ・グループおよびデータ要素を追加して、要件に応じてさらに属性を含めることができます。

事前定義済の抽出

HCM Cloudには事前定義済の他のサンプル抽出があります。データ要素のサブセットを選択できるテンプレートとは異なり、事前定義済の抽出は編集できません。事前定義済の抽出のコピーを作成し、そのコピーに手を加えて要件にかなうように抽出を更新できます。

ワーク・ストラクチャ抽出および就業者抽出は、事前定義済の抽出の例です。ワーク・ストラクチャ抽出ではビジネス・ユニット、法的エンティティ、部門、等級、ジョブ、事業所およびポジションの詳細が生成されますが、就業者抽出では、個人名、電話番号、Eメール、国別識別子、住所、国別仕様データ、有給休暇、休暇欠勤、雇用関係、勤務条件、アサイメント、勤務メジャー、上長および給与の詳細が生成されます。

事前定義済の抽出を直接実行することはできません。これらの抽出を実行するにはコピーを作成します。これらの事前定義済の抽出をコピーして使用する場合は、要件に従ってデータを抽出する前に次の点を確認します:

  • フィルタ基準を定義します。たとえば、特定の事業所に関連するデータを抽出するには、データ・グループ・フィルタ条件に式またはFastFormulaを含めます。

  • 統合要件に不要なデータ・グループを削除します。たとえば、コピーした抽出からポジション・データ・グループを削除できます。

  • 詳細を確認し、含まれているデータ・グループ、レコードおよび属性が要件を満たしていることを確認します。

  • 使用したFastFormulaを生成およびコンパイルし、抽出設計を検証します。

  • パラメータを調整して、デフォルト値(ある場合)を定義します。

ワーク・ストラクチャおよび就業者抽出テンプレートの使用方法

就業者またはワーク・ストラクチャ抽出テンプレートを使用するには:

  1. 就業者またはワーク・ストラクチャ抽出定義をコピーして新規抽出を作成します。

  2. コピーした抽出を更新します。

  3. FastFormulaを生成し、コンパイルします。

  4. 抽出設計を検証します。

  5. パラメータを調整します。