HCM抽出のユーザー・エンティティ

ユーザー・エンティティは、HCM抽出を使用して定義されたデータ・グループに関連付けられている論理エンティティです。このトピックでは、頻繁に使用されるユーザー・エンティティおよびそれらのユーザー・エンティティを使用して抽出できるデータのタイプについて説明します。

データ・グループを定義するときに、アプリケーションでユーザー・エンティティを選択します。

次の表では、最もよく使用されるユーザー・エンティティをリストしています。

ユーザー・エンティティ名とコード

摘要

個人(PER_EXT_SEC_PERSON_UE)

企業全体のすべての個人およびすべての個人関連属性を取得します。

従業員(PER_EXT_PAY_EMPLOYEES_V2_UE)

有効日時点での個人、アサイメントおよび給与詳細を返します。

抽出アサイメント基本履歴(PER_EXT_ASSIGNMENT_BASIC_HISTORY_UE)

アサイメント有効開始日のアサイメント履歴を取得します。

抽出アサイメント基本情報(PER_EXT_SEC_ASSIGNMENT_BASIC_UE)

有効日のアサイメント・データを取得します。

アサイメント範囲(PER_EXT_SEC_ASSIGNMENT_RANGE_UE)

有効日のアサイメント履歴を取得します。

抽出現在および将来の個人(PER_EXT_SEC_PERSON_NOW_FUTURE_UE)

現在および将来の個人詳細を取得します。Personタイプを制限するには、拡張フィルタ基準を指定します。

抽出現在および将来のアサイメント(PER_EXT_SEC_ASSIGNMENT_NOW_FUTURE_UE)

現在および将来のアサイメントを取得します。

リセット・コンテキスト(PER_EXT_RESET_UE)

「リセット・コンテキスト」ユーザー・エンティティは、次の2つの方法で使用します。

  1. 有効日の実行時入力パラメータを使用して、親データ・グループ別に動的に設定された有効日コンテキストをリセットします。たとえば、「抽出アサイメント基本履歴」ユーザー・エンティティは、有効日のみを使用する他のユーザー・エンティティとは異なり、最初にアサイメント有効開始日を有効日として設定してからデータを取得します。「抽出アサイメント基本履歴」ユーザー・エンティティを使用して履歴データを含め、同時に有効日を変更するには、「リセット・コンテキスト」ユーザー・エンティティを含め、入力パラメータを使用してこの日付をリセットします。

  2. 「リセット・コンテキスト」ユーザー・エンティティを、コンテナまたはヘッダーになるルート・ユーザー・エンティティとして設定します。たとえば、事業所、ポジションおよび雇用主の各ワーク・ストラクチャ・エレメントには、相互関係がありません。1回の抽出ですべてを抽出するには、これらを子エレメントとして、抽出定義のルートとして使用される「リセット・コンテキスト」ユーザー・エンティティに追加できます。このユーザー・エンティティをルートとしてこれらのエレメントに追加すると、エレメントは履歴にリンクされないため、このデータを個別に取得できます。

アサイメント標準勤務時間(PER_ASG_SEQ_HISTORY_DETAILS_UE)

関数per_extract_utility.get_standard_working_hoursは、アサイメントや組織、法的エンティティに添付されたポジションの標準勤務時間をこの順序で選択します。

「ユーザー・エンティティ詳細の表示」タスクを使用してユーザー・エンティティに関する詳細を表示できます。