同一日における有効日オブジェクトの複数更新の方法

ほとんどの有効日オブジェクトでは、1日に1つの物理レコードのみが存在します。そのため、オブジェクト履歴には、ある1日の各属性に対する最新の更新のみが表示されます。たとえば、事業所電話番号を1日に3回更新する場合、

アサイメントなどの一部のオブジェクトでは、更新プロセスによって、同一日の更新ごとに1つの物理レコードが作成されます。このようなオブジェクトには、更新順序を示すために、各物理レコードに有効連番が含まれます。変更は累積的で、最も大きい有効連番を持つ物理レコードが、その日付のトランザクションで使用されます。

たとえば、この表は、2020年10月14日と2022年4月30日に行われた個人のアサイメント勤務時間およびジョブに対する複数の更新を示しています。

物理レコード

有効連番

有効開始日

勤務時間

ジョブ

6

2

2022年4月30日

40

指導技術者

5

1

2022年4月30日

42.5

指導技術者

4

3

2020年10月14日

42.5

上級技術者

3

2

2020年10月14日

42.5

技術者

2

1

2020年10月14日

40

技術者

1

1

2020年6月17日

40

下級技術者

オブジェクトの訂正

有効連番は、オブジェクトを更新した場合にのみ適用されます。オブジェクトを訂正した場合、新しい値によって前の値が上書きされます。訂正プロセスでは、変更ごとに個別の物理レコードは作成されません。

この表は、同一日に勤務時間属性とジョブ属性を複数回(更新ではなく)訂正した場合の個人のアサイメント・レコードを示しています。

物理レコード

有効開始日

勤務時間

ジョブ

3

2022年11月30日

40

指導技術者

2

2020年10月14日

42.5

上級技術者

1

2020年6月17日

40

下級技術者