ログに含まれるセクションの管理
「トランザクション・コンソール」作業領域のトランザクション詳細ページで、待ち状態または失敗したトランザクションの診断ログに「ルール詳細」、「監査証跡」、タスク・レベル構成および「トランザクション履歴」セクションを含めるようにプロファイル・オプションを作成および設定します。
ユーザーがこれらのセクションにアクセスできる場合、監査証跡履歴、ルール詳細を含むログをダウンロードし、注意が必要なタスクの構成および承認履歴を確認できます。
- 「監査証跡」セクションには、承認履歴が表示されます。
- 「ルール詳細」セクションには、トランザクションのルール詳細が表示されます。このセクションは、監査証跡を含めるかどうかによって異なります。
- タスク・レベル構成セクションには、選択したトランザクションのプロセス・タイプに関する現在のタスク構成の詳細がBPMワークリストに表示されます。
- 「トランザクション履歴」セクションには、承認ルール構成に基づいてトランザクションが通過したすべての承認ステージが表示されます。このセクションは、監査証跡を含めるかどうかによって異なります。
ログに含めるセクションは、2つのプロファイル・オプションを使用して制御されます。その使用方法とロギングへの影響を見てみましょう。
- 事前定義済のプロファイル・オプションであるHRC_TXN_TAC_DISABLE_RULE_AUDIT_TRAILは、監査証跡セグメントおよびルールの詳細を無効にします。監査証跡が無効になっている場合、タスク・レベル構成は使用できず、そのセクションは含まれません。また、「ルール詳細」セクションも無効にします。パフォーマンスの問題がある場合は、監査証跡およびその他のセクションを無効にできます。
- HRC_TXN_TAC_DISABLE_EXTN_LOGは、タスク・レベル構成セクションを無効にします。このプロファイル・オプションを使用するには、作成する必要があります。
プロファイル・オプションの存在および設定に応じて、ログには様々なセクションが含まれます。
プロファイル・オプション | プロファイル・オプションあり | プロファイル・オプション設定 | 含まれるセクションまたは含まれないセクション |
---|---|---|---|
HRC_TXN_TAC_DISABLE_RULE_AUDIT_TRAIL | いいえ | 該当なし | 「監査証跡」、「ルール詳細」およびタスク・レベル構成セクションが含まれています。 |
HRC_TXN_TAC_DISABLE_RULE_AUDIT_TRAIL | はい | False | 「監査証跡」、「ルール詳細」およびタスク・レベル構成セクションが含まれています。HRC_TXN_TAC_DISABLE_EXTN_LOGが存在してfalseに設定されているか、または存在しない場合、「トランザクション履歴」セクションが含まれます。 |
HRC_TXN_TAC_DISABLE_RULE_AUDIT_TRAIL | はい | True | 「監査証跡」、「ルール詳細」およびタスク・レベル構成セクションは含まれません。HRC_TXN_TAC_DISABLE_EXTN_LOGがfalseに設定されているか、または存在しない場合、「トランザクション履歴」セクションが含まれます。 |
HRC_TXN_TAC_DISABLE_RULE_AUDIT_TRAIL | はい | 未設定 | 「監査証跡」、「ルール詳細」およびタスク・レベル構成セクションは含まれません。HRC_TXN_TAC_DISABLE_EXTN_LOGが存在してfalseに設定されているか、または存在しない場合、「トランザクション履歴」セクションのみが含まれます。 |
HRC_TXN_TAC_DISABLE_EXTN_LOG | いいえ | 該当なし | 「監査証跡」、「ルール詳細」およびタスク・レベル構成セクションが含まれています。 |
HRC_TXN_TAC_DISABLE_EXTN_LOG | はい | True | タスク・レベル構成セクションおよび「トランザクション履歴」セクションは含まれません。 |
HRC_TXN_TAC_DISABLE_EXTN_LOG | はい | False | HRC_TXN_TAC_DISABLE_RULE_AUDIT_TRAILプロファイル・オプションがFalseに設定されているか、存在しない場合、「監査証跡」、「ルール詳細」、タスク・レベル構成および「トランザクション履歴」セクションが含まれます。 HRC_TXN_TAC_DISABLE_RULE_AUDIT_TRAILプロファイル・オプションがTrueに設定されている場合、「監査証跡」、「ルール詳細」およびタスク・レベル構成セクションは監査証跡セグメントの一部であるため含まれませんが、「トランザクション履歴」セクションは含まれます。 |
HRC_TXN_TAC_DISABLE_EXTN_LOG | はい | 未設定 | 「False」に設定した場合と同じです。 |
プロファイル・オプションの作成
以下を実行します。
- 「設定および保守」作業領域で、オファリングの「アプリケーション拡張」機能領域の「アプリケーション・コア・プロファイル・オプションの管理」タスクに移動します。
- 「アプリケーション・コア・プロファイル・オプションの管理」ページで、「新規」アイコンをクリックします。
- プロファイル・オプションの作成ページで、プロファイル・オプション・コードとしてHRC_TXN_TAC_DISABLE_EXTN_LOGを入力します。
- 後でプロファイル・オプションを探しやすくするために、覚えやすい表示名を入力してください(例: 診断ログの無効化)。
- 「アプリケーション」リストから「共通作業設定」を選択します。
- 「モジュール」リストから「アプリケーション共通」を選択します。
- 開始日を指定します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
- 「プロファイル・オプションの管理」ページの「検索結果: プロファイル・オプション」サブセクションで、新しいプロファイル・オプションが選択されていることを確認します。
- 「<Profile Option>: プロファイル・オプション・レベル」サブセクションで、「サイト」レベルの「有効」チェック・ボックスと「更新可能」チェック・ボックスを選択します。
- 作業内容を保存します。
プロファイル・オプションの設定
「設定および保守」作業領域で、「アプリケーション拡張」機能領域の「アプリケーション・コア管理者プロファイル値の管理」タスクに移動します。含めるセクションに応じて、サイト・レベルでプロファイル・オプションを設定します。