財務レポートのレポートの範囲関数の定義

これは、Financial Reporting Web Studioを使用した財務レポートの設計に関する6つのトピックの3番目のトピックです。

この例では、複数の会計期間にわたってレポートを作成するための範囲関数を定義します。実行時に選択した期間から過去12か月間の残高を表示するように範囲を構成します。

開始する前に、次のトピックに記載されているステップを実行してください。

  1. Reporting Web Studioを使用した基本的な財務レポートの定義

  2. 財務レポートのレポートへの算式の追加

完了したら、次のステップを実行します。

  1. 「会計期間」セルをダブルクリックします。「メンバーの選択」ダイアログ・ボックスが開きます。

  2. 勘定科目をクリックして選択し、「選択項目から削除」アイコンをクリックして、デフォルト会計期間を「選択済」領域から削除します。

  3. 「関数」タブをクリックします。

  4. リストから「範囲」を選択します。

  5. 「選択項目に追加」アイコンをクリックします。「範囲」ダイアログ・ボックスが開きます。

  6. 範囲の開始メンバーを定義します。

    1. 開始メンバー行で、「値」列の「選択項目の検索」アイコンをクリックします。

    2. 「関数」タブをクリックします。

    3. 「相対メンバー」関数を選択して、レポート上に表示される期間を、実行時に指定する期間に対して相対的に定義します。

    4. 「OK」をクリックします。「相対メンバー」ダイアログ・ボックスが開きます。

    5. メンバー行で、「値」列の「選択項目の検索」アイコンをクリックします。

    6. レポートの開始期間を入力できるように、会計期間の現在の視点を選択します。

    7. 「OK」をクリックします。

    8. オフセット行の「値」フィールドに-11と入力します。

      オフセットにより、範囲の最初の期間が決まります。範囲関数の開始期間は、常に最も古い期間になります。これは12期間のローリングレポートであるため、-11と入力すると、実行時に入力する期間より前の11期間が含められます。終了メンバー・パラメータのメンバー選択によって、期間12が決まります。

    9. 「OK」をクリックします。

  7. 範囲の終了メンバーを定義します。

    1. 終了メンバー行で、「値」列の「選択項目の検索」アイコンをクリックします。

    2. 会計期間の現在の視点を選択します。

    3. 「OK」をクリックします。

    4. 「OK」をクリックして、「範囲」ダイアログ・ボックスを閉じます。

    5. 「OK」をクリックして、「メンバーの選択」ダイアログ・ボックスを閉じます。

  8. レポートを保存し、グリッド視点を定義する次のトピックのためにレポートを開いたままにしておきます。オプションでレポートをプレビューします。