トルコ用換算レートの差異レポート

このトピックでは、換算レートの差異の処理レポートについて詳しく説明します。

概要

このレポートでは、請求書、クレジット・メモおよび仕訳の換算レートの差異を要約します。このレポートは、次の目的で使用します。

  • 税金コンポーネントを含む元帳通貨を表示します。

  • 取引先とサイトごとに、「換算レートの差異の処理」ジョブによって処理された適格な損益明細を印刷します。

重要な知見

このレポートを実行する前に、「換算レート差異の処理」ジョブを実行する必要があります。レポート出力は事前定義済のPDF形式で、次の情報が表示されます。

  • 換算レート差異請求書を生成するために有効な取引先に対して記録される、換算レート差異の合計金額に関する適格な損益。

  • 換算レート差異の合計金額から分離された税額合計。

  • 請求書、クレジット・メモおよび仕訳の明細レベル情報。

レポート・グループを使用して、発生した適格な損益の詳細と、様々なレベルでのその処理方法を確認します。各レベルの取引先と取引先サイトは、最終的なグループ化レベルです。次の組合せが使用されます。

  • 換算レート差異タイプ、作成オプション、ステータス、トランザクション通貨および入金通貨

  • 換算レート差異タイプと作成オプション

  • 換算レート差異タイプ

処理済レコードを検索すると、レポートには、請求書、クレジット・メモおよび仕訳の参照番号に関する追加情報が表示されます。この参照番号は、換算レート差異請求書、クレジット・メモおよび仕訳を問い合せるために使用できます。

次の図はこのレポートの例です。

換算レートの差異の処理レポート

レポートのパラメータ

次の表では、プロセス・パラメータの一部について説明しています。

パラメータ

説明

ソース

レポートを実行する必要がある補助元帳アプリケーションを指定します。使用可能なオプションは、「売掛/未収金」および「買掛/未払金」です。デフォルト値は「売掛/未収金」です。

ビジネス・ユニット

レポートを実行する必要があるビジネス・ユニットを指定します。デフォルト値は、ユーザーがアクセスできるビジネス・ユニットです。ユーザーが複数のビジネス・ユニットにアクセスできる場合、デフォルトは最後に使用されたビジネス・ユニットです。

期間

レポートを実行する必要がある期間を指定します。値リストには、すべてのオープン補助元帳期間が含まれます。

換算レート差異が有効な場合、デフォルト値は未処理の最早オープン期間です。それ以外は、最早オープン総勘定元帳期間です。

未処理のみ

未処理または処理済のレコードに対してレポートを印刷する必要があるかどうかを指定します。「はい」を選択すると、換算レート差異ジョブのプレビュー・モードで処理された明細のみが印刷されます。「いいえ」を選択すると、すべての請求書、クレジット・メモおよび仕訳が印刷されます。

レポート・モード

レポートのレイアウトを指定します。有効な値は「詳細」および「要約」です。レポートを詳細モードで発行すると、各レコードのヘッダー・レベルと明細レベルの両方の詳細が表示されます。レポートを要約モードで発行すると、各レコードのヘッダー・レベルの詳細のみが表示されます。

FAQ

次の表は、換算レートの差異の処理レポートのよくある質問をリストしたものです。

FAQ

回答

このレポートを見つけるにはどうすればよいですか。

「ナビゲータ」メニューの「スケジュール済プロセス」ワークエリアでこのレポートをスケジュールおよび実行します。

このレポートは誰が使用しますか。

  • 税金マネージャ

  • 税金スペシャリスト

  • 税金会計士

  • 売掛管理マネージャ

  • 売掛管理担当者

  • 買掛管理監督者

  • 買掛管理マネージャ

  • 買掛管理担当者

このレポートはいつ使用しますか。

換算レートの差異の処理レポートを使用して、レコードを分析します。これらのレコードのタイプは次のとおりです。

  • 未処理レコード: これらには、処理後の換算レート差異の損益明細が含まれます。これらのレコードを使用して、作成する換算レート差異の請求書、クレジット・メモおよび仕訳を計画します。

  • 処理済レコード: これらには、作成された換算レート差異の請求書、クレジット・メモおよび仕訳が含まれます。

これらはどのようなタイプのレポートですか。

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