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スペイン用VATレポート

このトピックでは、スペイン用VATレポートについて詳しく説明します。

概要

Oracle Fusion Applicationsは、税務当局の法的レポート要件およびビジネス・レポート要件を満たすためのVATレポートのセットを提供します。

スペイン用VATレポートは、次を含みます。

  • スペイン用仮払VAT仕訳: Oracle Fusion Payablesおよび税リポジトリに入力された計上済トランザクションについての、控除対象税および控除対象外税に関する税金情報の要約および詳細を示します。控除対象税金登録や控除対象外税金登録などの登録タイプ別にレポートされます。

    次の図はこのレポートの例です。

    スペイン用仮払VAT仕訳

  • スペイン用仮受VAT仕訳: Oracle Fusion Receivablesおよび税リポジトリに入力された計上済トランザクションについての、控除対象税および控除対象外税に関する税金情報の要約および詳細を示します。控除対象税金登録や控除対象外税金登録などの登録タイプ別にレポートされます。

    次の図はこのレポートの例です。

    スペイン用仮受VAT仕訳

  • スペイン用VAT欧州連合内請求書仕訳: いずれかの欧州連合加盟国に所在するサプライヤから、スペインで受領した請求書に関する要約および詳細情報を示します。相殺または自己申告税配分のある請求書が含まれます。

    次の図はこのレポートの例です。

    スペイン用VAT欧州連合内請求書仕訳

  • スペイン用VAT欧州連合内請求書フォーマット: スペインのVAT欧州連合内請求書仕訳に表示されているのと同じ請求書の詳細をリストします。税金レポート・タイプおよび税金レポート・コードに基づいてトランザクションを選択します。

    次の図はこのレポートの例です。

    スペイン用VAT欧州連合内請求書フォーマット

重要な知見

特定の税金レポート・タイプおよび税金レポート・コードに基づいてトランザクションをレポートすることも、すべての税金レポート・タイプおよびコードに関連付けられたトランザクションをレポートすることもできます。関連する税金レポート・タイプおよび税金レポート・コードを作成し、レポートを実行する前にそれらを税率に割り当てる必要があります。税率がトランザクションに適用されると、税金レポート・タイプおよび税金レポート・コードも適用されます。

会計カレンダとは異なるカレンダを税金レポートに使用する場合は、新しいカレンダを設定し、それを税金レポート・エンティティに関連付けます。ただし、新しいカレンダを作成する前に、新しい税金レポート・エンティティを設定する必要があります。

スペイン用VATレポートを実行する前に、次のことを行ってください。

  • レポート上のトランザクションのレポートおよび印刷に使用する文書連番を構成します。

  • 税金レポートのトランザクションの選択プロセスを実行し、レポート対象のトランザクションを選択してマークします。

レポートのレビューが終了し、税期間をクローズする場合は、税金レポートのトランザクションの完了プロセスを実行します。プロセスによって、レポート済のすべてのトランザクションが最終レポート済としてマークされます。

レポートのパラメータ

次の表に、スペイン用VATレポートの一部のパラメータを示します。

パラメータ

説明

「税金カレンダ期間: 自」および「税金カレンダ期間: 至」

レポート・データの税金カレンダ期間範囲を指定します。トランザクションは、指定された税金カレンダ期間範囲内の税金ポイント日付に基づいてレポート用に選択されます。

税金レポート・タイプ

(オプション) Oracle Fusion Taxで作成された税金レポート・タイプを選択します。スペインのトランザクションにおけるVATレポートに適切な税金レポート・タイプを選択します。

税金レポート・コード

(オプション) 以前に選択した税金レポート・タイプの一部として作成された税金レポート・コードを選択します。スペインのトランザクションにおけるVATレポート用の税金レポート・コードを指定します。

レポート連番使用可能

トランザクションのレポート連番を印刷するかどうかを指定します。

台帳タイプ

台帳タイプを選択します。税金登録、控除対象外税金登録またはその両方を選択できます。このパラメータは、次の場合にのみ適用されます。

  • スペイン用仮払VAT仕訳

  • スペイン用仮受VAT仕訳

ノート: 中間税があるトランザクションをリストするには、「中間税登録」を実行します。

請求書連番開始

請求書連番の開始番号を示します。前のレポート期間からレポート連番を継続する場合は、この期間の開始番号として使用する番号を指定します。デフォルト値は、1です。

使用性の改善

源泉徴収キーとサブ・キー、および追加の抽出データ要素を定義できます。

「スペイン用源泉徴収磁気フォーマット」レポートには、源泉徴収キーおよびサブ・キーを定義して源泉徴収税率に割り当てる機能が含まれています。Modelo 190で許可されるキー(サブキー)は、A、B (01、02、03)、C、D、E (01、02、03、04)、F (01、02)、G (01、02、03)、H (01、02、03、04)、I (01、02)、J、K (01、02、03)、L (01から30)です。源泉徴収キーおよびサブキーが定義されて税率に割り当てられていない場合、経費精算書にはデフォルト値A00が移入され、その他のすべてのトランザクションにはデフォルト値G01が移入されます。

スペイン用源泉徴収磁気フォーマットXMLデータ抽出ファイルには、追加のデータ要素が含まれています:

  • ヘッダー要素
    • ERP Cloudプログラム・バージョン - EXTERNAL_VERSION
    • 法的エンティティのプライマリ担当者名、電話番号およびEメール - G_LEGAL_ENTITY - FULL_NAME、EMAIL_ADDRESSおよびPHONE_NUM
  • 詳細レコード
    • サプライヤ・タイプおよび税組織タイプ - C_VENDOR_TYPEおよびC_ORGANIZATION_TYPE

設定ステップ

「スペイン用源泉徴収磁気フォーマット」出力ファイルにレポートされたキーおよびサブ・キーに関連する変更を実装するには、次の設定ステップに従います:

  1. 源泉徴収キーおよびサブ・キー用の新しい税金レポート・タイプを作成します:
    1. 「設定および保守」、「税金レポート・タイプの管理」にナビゲートします。
    2. 次の値を使用して、新しい税金レポート・タイプJEES_WHT_KEY_SUBKEYを作成します:
      • 税金レポート・タイプ・コード: JEES_WHT_KEY_SUBKEY
      • 税金レポート・タイプ名: スペイン用のWHTキーおよびサブキー
      • 税金レポート・タイプの目的: 源泉徴収税レポート・タイプ
      • 国: スペイン
      • データ型: テキスト
      • 最短レポート・コード: 1
      • 最長レポート・コード: 3
      • レポート・タイプの使用: 税率使用可能
    3. 新しい税金レポート・コードの追加:
      • 税金レポート・コード: G01
      • 摘要: G: 経済活動からの収益: 一般源泉徴収率を適用できる専門アクティビティ: サブ・キー01
    4. スペインの源泉徴収キーおよびサブ・キーに必要なすべての税金レポート・コードを定義します。例: A01、G03、H04。
    5. 保存してクローズします。

  2. 税金レポート・コードJEES_WHT_KEY_SUBKEYを源泉徴収税率コードに関連付けます:

    1. 「設定および保守」、「税率および税金控除率の管理」にナビゲートします。
    2. 源泉徴収税を検索して源泉徴収税率の検索パラメータを定義するか、新しい源泉徴収税率を作成します。
    3. 源泉徴収税率を次の値の税金レポート・コードと関連付けます:
      • 税金レポート・タイプ・コード = JEES_WHT_KEY_SUBKEY
      • データ型 = テキスト
      • 税金レポート・コード = G01
      • 摘要 = G: 経済活動からの収益: 一般源泉徴収率を適用できる専門アクティビティ: サブ・キー01
    4. 保存してクローズします。

  3. (オプション)次の考慮事項があります。

    • キーおよびサブ・キーの値は、税金レポート・タイプ・コードJEES_WHT_KEY_SUBKEYの税金レポート・コードとして定義されています。キーおよびサブ・キーの税金レポート・コードは、源泉徴収税率に割り当てられます。「スペイン用源泉徴収磁気フォーマット」出力ファイルでは、キーが税金レポート・コードから最初の位置にあり、位置78でレポートされます。サブ・キーは税金レポート・コードJEES_WHT_KEY_SUBKEYの2番目と3番目の位置にあり、位置79と80でレポートされます。
    • 源泉徴収キーおよびサブキーが定義されて税率に割り当てられていない場合、経費精算書にはデフォルト値A00が移入され、その他のすべてのトランザクションにはデフォルト値G01が移入されます。
    • サプライヤのプライマリ法的エンティティの担当者名、プライマリ電話およびEメール、サプライヤ・タイプおよび税組織タイプを定義して、スペインの源泉徴収磁気フォーマットXML抽出データ・ファイルに値を抽出します。

FAQ

この表は、スペイン用VATレポートのよくある質問をリストしたものです。

FAQ

回答

このレポートを見つけるにはどうすればよいですか。

「ナビゲータ」メニューの「スケジュール済プロセス」ワークエリアでこのレポートをスケジュールおよび実行します。

このレポートは誰が使用しますか。

  • 税金マネージャ

  • 税金会計士

このレポートはいつ使用しますか。

スペイン用VATレポートを使用して、次の税金情報をレビューします。

  • 買掛管理および売掛管理で入力された請求書およびトランザクション
  • 税金リポジトリに手動で入力されたトランザクション
  • いずれかの欧州連合加盟国に所在するサプライヤからスペインで受領した請求書

このレポートは、税金消込および税申告の準備にも使用できます。

これらはどのようなタイプのレポートですか。

Oracle Analytics Publisher。

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