分析およびレポートの保存先

分析、ダッシュボードおよびレポートは、プロンプトやフィルタなどの他のオブジェクトとともにカタログに保存します。

製品ファミリ別に編成されたフォルダの階層の他に、別の重要なフォルダは「カスタム」で、「共有フォルダ」内にあります。ここで、作成または編集した分析とレポートを、他のユーザーが使用できるように保存します。

「共有フォルダ」および「カスタム」サブフォルダ

適切なアクセス権を持つユーザーは、「共有フォルダ」に格納されているオブジェクトにアクセスできます。適切なロールがあれば、他のユーザーがオブジェクトを使用できるように、「共有フォルダ」に保存することができます。「カスタム」サブフォルダにオブジェクトを保存し、製品ファミリのサブフォルダを使用して、正しいオーディエンスに対して、分析とオブジェクトを編成および公開する必要があります。

次に、カタログで分析を操作する際に知っておく必要のあるいくつかのことを示します。変更されたすべての分析およびレポートは「カスタム」フォルダに保存します。分析またはダッシュボードへの参照が壊れることのないよう、必要な場合以外は事前定義済の分析を直接編集しないでください。

  • 「カスタム」フォルダ外にある事前定義済の分析、レポートおよびその他のオブジェクトが変更される可能性がある更新時に、変更された事前定義済オブジェクトを保持します。「カスタム」フォルダ外に保存した変更内容は、更新中に失われることがあります。

  • 変更されたオブジェクトがカタログに散らばっていない場合は、簡単に見つけることができます。

  • 「カスタム」フォルダ内のオブジェクトは、元のオブジェクトのセキュリティを低下させることなく編集できます。

  • 事前定義済レポートの場合のみ、特殊なカスタマイズ・オプションを使用して、レポートおよびフォルダの構造と権限をコピーできます。コピーは元のレポートにリンクされているため、コピーを編集することは元のレポートを直接編集することと同じです。

オブジェクトを「カスタム」フォルダにコピーすると、コピーされたオブジェクトは「カスタム」フォルダの権限設定を継承します。管理者は、オブジェクトおよびその中に含まれるフォルダに対する権限をリセットできます。

ノート: カタログにフォルダを作成する際は、特殊文字(~、!、#、$、%、^、&、*、+、`、|、:、"、\\、<、>、?、,、/)を名前に使用しないでください。

自分のフォルダ

「自分のフォルダ」は個人用ストレージで、自分が保存したものに自分のみがアクセスできます。保存した内容は、「レポートおよび分析」作業領域に表示されますが、それ以外の作業領域の「レポートおよび分析」パネル・タブの「自分のフォルダ」には表示されません。ただし、「レポートおよび分析」作業領域でウィザードを使用して分析を作成する場合は例外です。「自分のフォルダ」にウィザード分析を保存すると、その分析は任意の作業領域に表示されるパネル・タブから使用できます。

ノート: 「自分のフォルダ」の事前定義済の一時フォルダには、分析またはレポートを格納しないでください。そのフォルダはAnalytics Publisherによって使用され、24時間ごとに自動的にパージされます。

フォルダの作成

「カスタム」または「自分のフォルダ」にフォルダを作成します。

フォルダを作成するには:

  1. カタログの「フォルダ」ペインで、新しいフォルダの目的の場所にナビゲートします。

  2. カタログのツールバーで、「新規」をクリックして「フォルダ」を選択します。

  3. 「新規フォルダ」ダイアログ・ボックスで、フォルダ名を入力して、「OK」をクリックします。

自動的に作成されるフォルダ

アップグレード中に競合が検出された場合は、backup_nnnという名前のフォルダがカタログに自動的に作成されます。すべての競合をレビューして解決したら、カタログからバックアップ・フォルダを手動で削除することをお薦めします。削除するフォルダが大量にある場合は、ヘルプ・デスクに連絡して自動削除を依頼できます。