仕訳コンポーネント

仕訳では、レポートと分析の目的で会計残高が元帳に転記されます。

仕訳は、バッチ、仕訳および明細の3つのコンポーネントで構成されます。共通の属性を持つ仕訳はバッチに編成できます。仕訳情報によって、個々の仕訳に共通する詳細を識別します。明細では、仕訳に関する会計情報を指定します。バッチには複数の仕訳を含めることができ、仕訳には複数の明細を含めることができます。

次の図は、3つの仕訳コンポーネントと各コンポーネントに必要なデータを示しています。

この図は、仕訳のコンポーネントと各コンポーネントに必要なデータを示しています。

バッチ

バッチには複数の仕訳が含まれ、それぞれが別の元帳に属している場合があります。バッチ内のすべての元帳は、同じ会計カレンダおよび勘定体系を使用する必要があります。バッチには、名前、ソースおよび会計期間が必要です。バッチ内のすべての仕訳は、同じ期間を共有する必要があります。仕訳バッチは、オープン会計期間または先日付入力可能会計期間にユーザー定義名を入力して作成できます。バッチは、オープン会計期間でのみ転記する必要があります。バッチ情報を入力しない場合は、「仕訳の作成」ページの「仕訳」セクションでデータの入力を開始します。次のコンポーネントを使用して、バッチ名が自動的に作成されます。

  • 仕訳ソース名(手動)

  • 一意のバッチ

  • システム日付

仕訳

仕訳には次のデータが必要です。

  • 元帳名

  • 仕訳名

  • 会計日

  • ソース

  • カテゴリ

  • 通貨

ノート: 摘要および管理合計はオプションです。

選択リストから元帳を選択するには、データ・アクセス・セットによって、次のいずれかが付与されている必要があります。

  • 元帳への読取りおよび書込みアクセス権

  • 1つ以上の貸借一致または管理セグメント値への読取りおよび書込みアクセス権

仕訳または補助元帳換算レベルのレポート通貨またはセカンダリ元帳を使用する場合は、仕訳のレポート通貨またはセカンダリ元帳を選択します。セカンダリ元帳およびレポート元帳の仕訳はそれぞれのプライマリ元帳から直接伝播されるため、これらの元帳に対する手動仕訳の作成は例外です。

明細

明細には勘定科目と金額が必要です。統計仕訳を除いて、すべての仕訳の借方合計と貸方合計は一致する必要があります。