期間クローズ・コンポーネント

会計構成を実装するときは、オプションで期間クローズ・コンポーネント(配賦と定期仕訳、再評価および取得時レートを含む)を定義および保守します。

「設定および保守」作業領域で、次のものを使用します。

  • オファリング: 財務

  • 機能領域: 一般会計

  • タスク:

    • 配賦と定型仕訳の管理

    • 再評価の管理

    • 取得時レートの管理

配賦と定型仕訳の管理

「配賦と定期仕訳の管理」タスクにより、エンタープライズ・パフォーマンス・マネジメント・ワークスペースが開きます。ここから計算マネージャにナビゲートして、定型仕訳を自動的に生成するための配賦およびその他の定型仕訳テンプレートを作成できます。計算マネージャは、グラフィカル・インタフェースと直観的で段階的なウィザードを使用して配賦ルールおよび算式を定義するためのフレームワークです。算式のベースを複数基準にできます。

「タスク」ペインから「配賦ルールの作成」タスクをクリックして、「仕訳」作業領域内から計算マネージャを開くこともできます。

再評価の管理

再評価は、通貨変動に対処するため、外貨入力金額を調整する場合に実行されます。「再評価の管理」タスクを使用して、再評価する勘定科目範囲、損益勘定科目など、通貨再評価オプションを定義します。「再評価の管理」ページで、再評価定義を定義および生成します。

取得時レートの管理

取得時レートは、異なる時点で発生して特定の勘定科目に転記されるトランザクションのために、ユーザーが計算し、指定した加重平均換算レートです。アプリケーションは、取得時レートを使用して、貸借対照表の外貨換算時に資本勘定科目残高またはその他の取得時勘定科目残高の換算レートを計算します。取得時レートは、ファイルベース・データ・インポート(FBDI)テンプレートまたはデスクトップ統合Excelワークブックを使用して定義できます。

FBDIテンプレートにアクセスするには、Oracle Help Center (https://docs.oracle.com)で『Oracle Fusion Cloud Financials Financialsのファイルベース・データ・インポート(FBDI)』ガイドを開きます。取得時レート・インポート・テンプレートは、「一般会計」セクションにあります。

ワークブックにアクセスするには、「設定および保守」作業領域の「一般会計」機能領域で「取得時レートの管理」タスクを使用します。「通貨レート・マネージャ」ページの「取得時レート」タブを選択します。

取得時レートを作成するには、必要な元帳を指定し、必要に応じ他のオプション・フィールドを指定します。「スプレッドシートで作成」をクリックして、アップロード用のスプレッドシートを開きます。元帳の既存の取得時レートを更新するには、「スプレッドシートで編集」をクリックします。スプレッドシートには既存の取得時レートが事前移入されています。取得時レートを表示するには、「スプレッドシートでレビュー」をクリックします。

ノート: 取得時レートのスプレッドシートを使用するには、その前に、Excel用のADF Desktop Integrationアドインをインストールしてください。