財務レポートのレポートのユーザー視点およびグリッド視点の設定
これは、Financial Reporting Web Studioを使用した財務レポートの設計に関する6つのトピックのうちの4つ目のトピックです。
この例では、財務レポートのユーザー視点とグリッド視点を設定します。
すべての財務レポートには、ユーザー視点とグリッド視点があります。ベスト・プラクティスは、両方を組み合せて使用することです。
実行時にユーザーが特定のディメンション・メンバーを選択できるようにするには、それらのディメンションをユーザー視点で設定する必要があります。ユーザー視点メンバーの選択は、ユーザーおよびデータ・ソースに対してグローバルです。つまり、アプリケーションでそれが保存され、同じディメンションがそのユーザー視点に設定されている他のレポートに適用されます。デフォルトでは、すべてのディメンションがユーザー視点に設定されており、実行時に選択する必要があります。レポートで常に特定のディメンション選択を使用する場合は、グリッド視点で特定のメンバーを選択します。
この例では、グリッド視点を使用するように元帳、シナリオ、残高金額および通貨ディメンションを設定します。
開始する前に、次のトピックに記載されているステップを実行してください。
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Reporting Web Studioを使用した基本的な財務レポートの定義
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財務レポートのレポートへの算式の追加
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財務レポートのレポートの範囲関数の定義
完了したら、次のステップを実行します。
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グリッドで、行と列の交差を表すセルを選択します。「グリッドのプロパティ」ペインが開きます。
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「グリッドのプロパティ」ペインで、「グリッド視点」チェック・ボックスを選択します。
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デザイン・キャンバスで、「レジャー: レジャーのユーザー視点」ボタンをクリックします。「メンバーの選択」ダイアログ・ボックスが開きます。
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「元帳」メンバーを展開し、レポートに含める元帳が見つかるまで展開し続けます。元帳を選択します。
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「選択内容の適用」をクリックします。
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「ディメンション」リストから「シナリオ」タブをクリックして、レポートで使用する残高のタイプを選択します。
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「シナリオ」メンバーを展開して、「実績」を選択します。
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「選択内容の適用」をクリックします。
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「ディメンション」リストから「残高金額」を選択します。
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「残高金額」メンバーを展開して、「期間活動」を選択します。
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「選択内容の適用」をクリックします。
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「ディメンション」リストから「通貨」を選択します。
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USDを検索します。
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「OK」をクリックして、検索結果を受け入れます。
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「選択内容の適用」をクリックします。
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「OK」をクリックし、「メンバーの選択」ダイアログ・ボックスを閉じます。
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レポートを保存し、ページおよびグリッド・プロパティを設定する次のトピックのためにレポートを開いたままにしておきます。オプションで、レポートをプレビューします。