印刷可能な経費精算書テンプレートの変更

印刷可能な経費精算書テンプレートはRTFファイルです。印刷可能な経費精算書テンプレートに表示される情報は変更できます。最初に、RTFファイルFinExmExpenseTemplateをOracle Analytics Publisherからローカル・ドライブにダウンロードします。

次に、属性名または属性表示テキストを、対応する事前定義済属性で変更できます。最後に、変更したテンプレートをOracle Analytics Publisherにアップロードします。

FinExmExpenseTemplate RTFファイルでは、次の内容を変更できます:

  • 属性名: RTFファイルにUIテキストとして表示されます。

  • 属性表示テキスト: RTFファイルに太字テキストとして表示されます。

  • 属性: RTFファイルの属性表示テキストに対応するコード。

次の表は、事前定義済ビュー・オブジェクトに対応する印刷可能な経費精算書テンプレートのリージョンを示しています。

RTFテンプレートのリージョン

事前定義済ビュー・オブジェクト

経費精算書ヘッダー

PrintableReportVO

経費項目

PrintableExpenseVO

配分

PrintableExpenseDistVO

従業員出席者

EmployeeExpenseAttendeeVO

非従業員出席者

NonemployeeExpenseAttendeeVO

経費要約

ExpenseSummaryVO

添付

AttachmentVO

印刷可能な経費精算書テンプレートに変更する必要があるリージョンがある場合は、参照するビュー・オブジェクト表を特定できます。ビュー・オブジェクト表には、属性名および対応する事前定義済属性がリストされています。事前定義済属性は、印刷可能な経費精算書テンプレートに追加できます。ビュー・オブジェクト表にアクセスするには、このトピックの関連リンク「印刷可能な経費精算書テンプレートの属性」をクリックします。

次の図は、印刷可能な経費精算書テンプレートのリージョンのレイアウトを示しています。

次の図は、印刷可能な経費精算書テンプレートのリージョンのレイアウトを示しています。

前提条件

FinExmExpenseTemplate RTFファイルを変更する前に、Microsoft Word用のBI PublisherアドオンであるTemplate Builder for Wordをダウンロードしてインストールする必要があります。Template Builder for Wordをダウンロードしてインストールするには、次のステップに従います:

  1. BI管理者ロールでOracle Analytics Publisherサーバーにサインインします。

  2. Oracle Analyticsホーム・ページの「はじめに」セクションで、BI Publisherデスクトップ・ツールのダウンロード・リンクをクリックします。

  3. 「Template Builder for Word」を選択してインストールします。

印刷可能な経費精算書テンプレートのダウンロード

FinExmExpenseTemplate RTFファイルのコピーをOracle BI Publisherからダウンロードするには、次のステップを実行します:

  1. BI管理者ロールでOracle BI Publisherサーバーにサインインします。

  2. 「ナビゲータ」→「ツール」→「レポートおよび分析」にナビゲートします。

  3. Oracle BI Publisherのホーム・ページで、「カタログ」メニューをクリックします。

  4. 「フォルダ」ペインの「カタログ」ページで、「共有フォルダ」→「財務」→「経費」を展開します。

  5. 「経費」フォルダをクリックして、「印刷可能な経費精算書テンプレート」を表示します。

  6. 印刷可能な経費精算書テンプレートで、「編集」リンクをクリックします。

    「印刷可能な経費精算書テンプレート」ページが表示されます。

  7. FinExmExpenseTemplateアイコンで、「編集」リンクをクリックします。

  8. 「名前を付けて保存」をクリックして、印刷可能な経費精算書テンプレートRTFファイルをローカル・ドライブに保存します。

    ヒント: ダウンロードしたテンプレートをUpdatedPrintableExpenseReportという名前で保存して、事前定義済テンプレートと区別します。

事前定義済属性の追加

印刷可能な経費精算書テンプレート上の場所に事前定義済属性を追加するには、次のステップを実行します:

  1. ExpenseReportDateなどの既存の属性表示テキストを選択します。

  2. キーボードの[Ctrl]を押しながら[C]を押して、属性表示テキストをコピーします。

  3. 事前定義済属性を追加する場所にカーソルを移動し、キーボードで[Ctrl]を押しながら[V]を押します。

  4. 貼り付けた新しいフィールドを選択し、右クリックして「BI Publisher」→「プロパティ」にナビゲートします。

    「BI Publisherのプロパティ」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  5. 「表示するテキスト」フィールドで、属性表示テキストを変更します。

  6. 「拡張」タブを選択します。

  7. このトピックの関連リンク「印刷可能な経費精算書テンプレートの属性」をクリックします。

  8. 「印刷可能な経費精算書テンプレートの属性」トピックで、事前定義済属性を追加する場所に基づいて、参照するビュー・オブジェクト表を特定します。

    たとえば、印刷可能な経費精算書テンプレートのヘッダー・リージョンに事前定義済属性を追加する場合は、「PrintableReportVO - 経費精算書ヘッダー・リージョン」表を参照してください。次に、「PrintableReportVO - 経費精算書ヘッダー・リージョン」表で、追加するUIラベルおよび関連する事前定義済属性を見つけます。

  9. 「詳細」タブで、疑問符の間に事前定義済属性を入力します。

  10. 「OK」をクリックします。

印刷可能な経費精算書テンプレートのアップロード

FinExmExpenseTemplate RTFファイルをOracle BI Publisherにアップロードするには、次のステップを実行します:

  1. BI管理者ロールでOracle BI Publisherサーバーにサインインします。

  2. 「ナビゲータ」→「ツール」→「レポートおよび分析」にナビゲートします。

  3. Oracle BI Publisherのホーム・ページで、「カタログ」メニューをクリックします。

  4. 「新規」アイコンをクリックします。

  5. 「新規」メニューから「レポート」を選択します。

  6. 「レポートの作成」ページで、「データ・モデルの使用」アイコンを選択します。

  7. 「データ・モデルの選択」ダイアログ・ボックスで、「取消」をクリックして、適用できないデータ・モデルをバイパスします。

  8. 「OK」をクリックして、取消を確認します。

  9. 「データ・モデル」ページで、「アップロード」アイコンをクリックします。

  10. 「テンプレート・ファイルのアップロード」ダイアログ・ボックスで、次のように入力します:

    1. 「レイアウト名」フィールドに、FinExmExpenseTemplateと入力します。

    2. 「テンプレート・ファイル」フィールドで、ローカル・ドライブ上の変更済印刷可能な経費精算書テンプレートRTFファイルを参照し、テンプレートを選択して、「開く」をクリックします。

    3. 「タイプ」選択リストから、「RTFテンプレート」を選択します。

    4. 「ロケール」選択リストから、「英語(アメリカ合衆国)」を選択します。

    5. 「アップロード」をクリックします。

      変更したRTFファイルがFinExmExpenseTemplateというレイアウト名で表示されます。

  11. 「レポートの保存」アイコンをクリックします。

    「別名保存」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  12. 「保存先」フィールドで、変更した印刷可能な経費精算書テンプレートを保存するフォルダにナビゲートします。

    ヒント: 変更した印刷可能な経費精算書テンプレートのコピーは、「経費」フォルダ(「共有フォルダ」→「カスタム」→「財務」→「経費」)に自動的に保存されます。
  13. 「名前」フィールドに、変更した印刷可能な経費精算書テンプレートの名前(UpddatedFinExmReportなど)を入力します。

    注意: 「名前」フィールドでレポートに名前を付ける場合は、スペースを含めないでください。
  14. 「OK」をクリックします。

これで、「設定および保守」から「経費システム・オプション」ページにナビゲートできます。「特定のビジネス・ユニット」セクションで特定のビジネス・ユニットのリンクをクリックした後、「経費精算書の会社オプション」タブを選択します。次に、「印刷可能な経費精算書フォーマット」選択リストから、変更した経費精算書テンプレートを選択できます。

印刷可能な経費精算書テンプレートへの添付リージョンの追加

印刷可能な経費精算書テンプレートに「添付」リージョンがない場合は、不足しているコンポーネントを次のように追加できます:

  • <?for-each:Attachment?>

  • alt-text = url:{DOCUMENT}のプレースホルダ・イメージ

  • <?TITLE?>

  • <?end for each?>

不足しているコンポーネントを追加するには、次のステップに従います:

  1. RTF印刷可能な経費精算書テンプレートで、ファイルの末尾までスクロールします。

  2. 「For」フィールドを選択してコピーし、テンプレートの末尾にある最後の表の外側の別の行に貼り付けます。

  3. 「For」を選択し、「アドイン」→「BI Publisher」→「フィールド・ブラウザ」にナビゲートします。

  4. 「フィールド・ブラウザ」ダイアログ・ボックスで、「すべて表示」をクリックします。

  5. リストの最後までスクロールします。

  6. 「フィールド・ブラウザ」ダイアログ・ボックスの「テキスト」および「コード」フィールドで最後の「For」を選択します。最後の「For」は、ステップ2でコピーした「For」であり、更新する必要があります。

  7. 「編集」フィールドで、コードを<?for-each:Attachment?>に変更します

  8. 「更新」をクリックします。

  9. 「閉じる」をクリックします。

  10. RTF印刷可能な経費精算書テンプレートの作業領域の「For」の後で、キーボードの[Enter]キーを2回押します。

  11. 「挿入」→「画像」にナビゲートします。

  12. イメージを参照します。

  13. イメージを選択し、「挿入」をクリックします。

  14. イメージをクリックします。

  15. イメージの上でマウスを右クリックして、「図」を選択します。

  16. 「図の書式設定」ダイアログ・ボックスで、「代替テキスト」タブを選択します。

  17. 「代替テキスト」フィールドに、url:{DOCUMENT}と入力します。

  18. 「OK」をクリックします。

  19. 作業領域のイメージの後で、キーボードの[Enter]キーを2回押します。

  20. 作業領域の任意のフィールドをコピーして貼り付けます。

  21. 貼り付けたフィールドを選択し、「アドイン」→「BI Publisher」→「フィールド・ブラウザ」にナビゲートします。

  22. 「フィールド・ブラウザ」ダイアログ・ボックスで、「すべて表示」をクリックします。

  23. リストの最後までスクロールします。

  24. 最後のエントリを選択します。

  25. 「編集」フィールドで、コードを<?TITLE?>に変更します。

  26. 「更新」をクリックします。

  27. 「閉じる」をクリックします。

  28. 貼り付けたフィールドをダブルクリックします。テキスト・フォーム・フィールド・オプション・ダイアログ・ボックスが表示されます。

  29. 「Default text」フィールドに、タイトルと入力します。

  30. 「OK」をクリックします。

  31. 作業領域のタイトルの後で、キーボードの[Enter]キーを2回押します。

  32. 「End For」フィールドを選択してコピーし、タイトルの後の別の行に貼り付けます。

  33. 「End For」を選択し、「アドイン」→「BI Publisher」→「フィールド・ブラウザ」にナビゲートします。

  34. 「フィールド・ブラウザ」ダイアログ・ボックスの「テキスト」および「コード」フィールドには必要なものが正確に表示されるため、コードを変更する必要はありません。

  35. 「閉じる」をクリックします。

  36. RTF印刷可能な経費精算書テンプレートで「保存」アイコンをクリックします。