航空運賃ポリシーの設定

会社は航空運賃経費ポリシーを設定および強制して、従業員による航空運賃の支出を制御、管理および削減できます。

航空運賃経費ポリシーが適用されるシナリオの例としては、コンサルタントが出張のためにフィンランドに飛行機で行き、航空運賃の払戻について経費精算書を発行する場合などがあります。

航空運賃ポリシーを設定するには、次のステップを実行します:

  1. 一般情報の入力

  2. 航空運賃ポリシー違反の設定

  3. フライト・クラス・ポリシーの作成

  4. 航空運賃ポリシーのアクティブ化

  5. 経費タイプへの航空運賃ポリシーの割当

一般情報の入力

一般情報を設定するには、次のステップを実行します:

  1. 「設定と保守」作業領域で、次の項目に移動します。

    • オファリング: 財務

    • 機能領域: 経費

    • タスク: 経費カテゴリ別ポリシーの管理

  2. 「経費カテゴリ別ポリシーの管理」ページで、「ポリシーの作成」選択リストから「航空運賃」を選択します。

  3. 「フライト・クラス・ポリシーの作成」ページの「フライト・クラス決定要因」セクションで:

    • 「ロール」チェック・ボックスはすでにデフォルトで選択されています。

    • 「ロール・タイプ」選択リストから「ジョブ」を選択します。

前述の航空運賃ポリシーの内容は次のとおりです: 航空運賃ポリシーはジョブ別に設定され、ポリシー違反は警告によって強制されます。

航空運賃ポリシー違反の設定

「ポリシー強制」セクションで、次のデフォルトを受け入れます:

  • 「ポリシー違反警告」ラジオ・ボタン

  • 「警告をユーザーに表示」チェック・ボックス。

次の表は、航空運賃ポリシーの警告およびエラーのポリシー違反を設定した場合に従業員に表示される内容について説明しています。

アプリケーションのアクション

結果

警告

航空運賃経費がポリシーに違反した場合に警告ポリシー違反を生成します。

「警告をユーザーに表示」チェック・ボックスを選択した場合、警告が表示されます。

「警告をユーザーに表示」チェック・ボックスを選択したかどうかに関係なく、承認者には常に警告が表示されます。

エラー

航空運賃経費がポリシーに違反した場合にエラー・ポリシー違反を生成します。

エラーが表示され、経費精算書を発行できません。

フライト・クラス・ポリシーの作成

必要に応じて、フライト・クラス・ポリシーを作成して、国内か海外かに関係なく、フライト時間またはフライト・タイプに基づいてどのジョブ・ロールがどのフライト・クラスを利用できるかを定義できます。フライト・クラス・ポリシーの例を次に示します:

  1. 飛行時間が8時間を超える国際便については、副社長以上はファースト・クラスの航空券を購入できます。

  2. 飛行時間が8時間未満の国内便については、副社長以下は、エコノミー・クラスの航空券を購入する必要があります。

航空運賃ポリシーのアクティブ化

航空運賃ポリシーを使用するには、次の手順を実行する必要があります:

  1. 航空運賃ポリシーをアクティブ化します。

    1. 「設定と保守」作業領域で、次の項目に移動します。

      1. オファリング: 財務

      2. 機能領域: 経費

      3. タスク: 経費カテゴリ別ポリシーの管理

    2. 「経費カテゴリ別ポリシーの管理」ページで、作成した航空運賃経費ポリシーを選択し、「アクティブ化」をクリックします。

  2. 航空運賃ポリシーを経費タイプに割り当てます。

経費タイプへの航空運賃ポリシーの割当

航空運賃ポリシーを経費タイプに割り当てるには、次のステップを実行します:

  1. 「設定と保守」作業領域で、次の項目に移動します。

    • オファリング: 財務

    • 機能領域: 経費

    • タスク: 経費精算書テンプレートの管理

  2. 「経費精算書テンプレートの管理」ページで、ビジネス・ユニットに適用可能なテンプレートを選択するか、「作成」アイコンをクリックします。

  3. 「経費精算書テンプレートの作成」ページで、航空運賃経費のテンプレートを作成します。

  4. 「経費タイプ」タブで、「作成」アイコンをクリックします。

  5. 「経費タイプの作成」ダイアログ・ボックスで、「カテゴリ」選択リストから「航空運賃」を選択します。

  6. 「経費タイプの作成」ダイアログ・ボックスの「ポリシー」タブで、作成した航空運賃ポリシーを選択し、開始日を指定して、必要に応じて終了日を指定します。