資産管理サブジェクト領域、フォルダおよび属性
Oracle Assetsのリアルタイム分析を作成するには、サブジェクト領域、フォルダおよび属性について理解する必要があります。
サブジェクト領域
分析を作成するには、まず、分析に含める情報の列を選択するサブジェクト領域を選択します。
たとえば、資産残高情報の分析を作成するには、「固定資産 - 資産残高リアルタイム」サブジェクト領域を選択することから始めます。
サブジェクト領域は、ビジネス・オブジェクトまたはファクトに基づきます。資産管理にはサブジェクト領域が8個あります。
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固定資産 - 資産減価償却リアルタイム
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固定資産 - 資産トランザクション・リアルタイム
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固定資産 - 資産残高リアルタイム
フォルダ
各サブジェクト領域に、1つのファクト・フォルダと複数のディメンション・フォルダがあります。
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ファクト・フォルダには測定可能(つまり、割当ユニットなどの数値)な属性が含まれます。ファクト・フォルダには通常、サブジェクト領域に関連した名前が付けられています。
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ディメンション・フォルダには、償却の最終期間、資産会計年度名などの属性および階層列が含まれます。
資産台帳などのように複数のサブジェクト領域に含まれるフォルダもあります。これらは共通フォルダまたは共通ディメンションと呼ばれます。
サブジェクト領域内の各フォルダは、それぞれ異なる詳細度レベルを持つ場合があります。例:
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資産残高には期末残高属性があります。
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資産台帳にはサブフォルダと、サブフォルダ内に属性があります。
属性
最後に、各ディメンション・フォルダには、台帳区分、現会計年度などの属性(列)が含まれます。この図は、サブジェクト領域、フォルダおよび属性の構造を示しています。図には、「固定資産 - 資産残高リアルタイム」サブジェクト領域、フォルダおよび属性が示されています。

この図は、次のコンポーネントを示しています。
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サブジェクト領域: 固定資産 - 資産残高リアルタイム
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ディメンション - プレゼンテーション・フォルダ: 資産台帳
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ディメンション - 属性: 資産台帳、台帳区分、償却カレンダ名および現会計年度
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ファクト - プレゼンテーション・フォルダ: 資産残高
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ファクト - メジャー: 取得価額、純帳簿価および減価償却累計額