プロジェクト原価計算ソース明細のインポート方法
Oracle Project Costingに作成している資本資産に、建設仮勘定(CIP)取得価額が収集できます。
CIP資産の構築完了後は次のようになります。
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関連する取得価額を資産明細として「プロジェクト原価計算」に資産計上
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資産明細を一括追加明細としてOracle Assetsに送信
ノート: プロジェクト原価計算を使用して建設仮勘定資産を作成する場合、Assetsで建設仮勘定資産を作成する必要はありません。Oracle Payablesで発生する取得価額については、CIP取得価額を「プロジェクト原価計算」に送信し、資産計上された取得価額を「資産」に送信する必要があります。
インポート・プロセスに影響を及ぼす設定
「プロジェクト原価計算」から「資産」に送信される資産明細は、次の条件を満たす必要があります。
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サービス内の実績日付は、現行もしくは1つ前の資産会計期間内であること。
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要約済資産明細のCIP取得価額が、Oracle General Ledgerにインタフェースされていること。
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サプライヤ請求書修正のCIP取得価額が「買掛管理」にインタフェースされていること。
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CIP資産が資産明細に関連付けられていること。
プロジェクト明細のインポートの概要
「プロジェクト原価計算」でOracle Fusion Assetsプロセスに対し「資産の振替」を実行し、資産明細を「資産」に追加します。このプロセスでは、次のことが行われます。
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「プロジェクト原価計算」で各資産明細に一括追加明細を作成します。
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1つの資産の一括明細をすべて、単一の親一括資産明細にマージします。マージ済の子明細は、ステータスが「マージ済」になります。
「資産」では次のようになります。
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資産が「プロジェクト原価計算」で完全に定義され転記準備が完了している場合、親一括追加は「転記」キューになります。
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資産が完全に定義されていない場合、親一括追加は「新規」キューになります。
この場合、一括追加に追加情報を入力しキューのステータスを「転記」に更新する必要があります。
ノート: 「マージ済」ステータスを持つ明細のキュー・ステータスを変更する必要はありません。