合弁企業間接費の処理について
「合弁企業間接費の処理」プロセスにより、合弁企業の間接費金額を含むトランザクションが作成されます。これらの間接費トランザクションは、補助元帳会計および一般会計からのトランザクションとともにトランザクションの別のソースとなり、合弁企業パートナから合弁企業の運営コストを回収するために処理できます。
間接費金額を定期的に生成、配分および請求するための次のプロセスをスケジュールします:
-
合弁企業間接費の処理
このプロセスでは、合弁企業に関連付けられた間接費方法の詳細を使用して、間接費金額のあるトランザクションが生成されます。間接費方法タイプに応じて、固定の間接費金額でトランザクションを生成するか、原価のパーセントを使用して間接費金額を計算するか、または運用メジャーに適用されるレートに基づいて金額を計算できます。
このプロセスによって生成されたトランザクションは、「合弁企業ソース・トランザクション」作業領域で表示できます。また、トランザクション内の特定の詳細を更新して、その処理方法を変更できます。最初は、この作業領域のすべての間接費トランザクションのステータスは「プロセスに使用可能」です。
-
合弁企業トランザクションの識別
このプロセスを合弁企業ソース・トランザクションで実行して、配分の間接費トランザクションを識別します。このプロセスによって識別される合弁企業ソース・トランザクションは、補助元帳会計および一般会計から識別されるトランザクションとともに、「合弁企業トランザクション」作業領域に表示されます。
-
「合弁企業配分の作成」プロセス
このプロセスでは、間接費方法に割り当てられている所有権定義で定義された各利害関係者のパーセントに従って、合弁企業の間接費トランザクションが分割されます。各利害関係者の間接費金額で配分が作成されます。配分は、「合弁企業配分」作業領域に「プロセスに使用可能」ステータスで表示されます。
-
「合弁企業請求書および仕訳の作成」プロセス
このプロセスによって間接費配分から請求書が作成されるため、合弁企業パートナから間接費を回収できます。
これらのプロセスは、1つの合弁企業に対して実行することも、間接費方法が関連付けられているすべての合弁企業に対して実行することもできます。