デフォルト所有権定義を使用したトランザクションの処理の例

合弁企業会計担当は、VENTUREOD1という所有権定義を作成し、それを合弁企業のデフォルトの所有権定義として割り当てました。会計担当は、VENTUREOD1の3つの異なるインスタンスを作成し、各インスタンスに重複しない連続する有効日があることを確認しました。

デフォルト所有権定義 有効日 所有割合
VENTUREOD1 1/01/2019 - 1/31/2019 利害関係者4、それぞれ25%
VENTUREOD1 2/01/2019 - 2/28/2019 利害関係者5、それぞれ20%
VENTUREOD1 3/01/2019 - 3/31/2019 利害関係者4、それぞれ25%

2019年1月1日から2019年3月31日までの3か月の間に、Oracle Joint Venture Managementで、合弁企業に対して10件のトランザクション(T1-T10)が識別されます。次の表に示すように、各トランザクションの日付に基づいて、合弁企業管理により、デフォルト所有権定義をトランザクションに関連付けます:

ノート: 説明目的のために、この例では10件のトランザクションのみを示していますが、トランザクションは何千件に及ぶ可能性があります。
トランザクション トランザクション日 デフォルト所有権定義インスタンス
T1 1/11/2019 VENTUREOD1 1/01/2019 - 1/31/2019
T2 1/16/2019 VENTUREOD1 1/01/2019 - 1/31/2019
T3 1/31/2019 VENTUREOD1 1/01/2019 - 1/31/2019
T4 2/02/2019 VENTUREOD1 2/01/2019 - 2/28/2019
T5 2/13/2019 VENTUREOD1 2/01/2019 - 2/28/2019
T6 2/22/2019 VENTUREOD1 2/01/2019 - 2/28/2019
T7 2/22/2019 VENTUREOD1 2/01/2019 - 2/28/2019
T8 2/27/2019 VENTUREOD1 3/01/2019 - 3/31/2019
T9 3/14/2019 VENTUREOD1 3/01/2019 - 3/31/2019
T10 3/14/2019 VENTUREOD1 3/01/2019 - 3/31/2019

トランザクションが識別されると、各トランザクションの分割を計算するプロセスが実行されます。合弁企業管理では、次の表に示すように、各所有権定義インスタンスで定義された所有割合に従って、各トランザクションの分割が計算されます:

トランザクション デフォルト所有権定義インスタンス 分割に使用される所有割合
T1 - T3 VENTUREOD1 1/01/2019 - 1/31/2019 利害関係者4、それぞれ25%
T4 - T8 VENTUREOD1 2/01/2019 - 2/28/2019 利害関係者5、それぞれ20%
T9 - T10 VENTUREOD1 3/01/2019 - 3/31/2019 利害関係者4、それぞれ25%