端数処理パートナ

所有権定義で1つの利害関係者を端数処理パートナとして指定する必要があります。

Oracle Joint Venture Managementでトランザクションの分割が計算されるときに、残った金額は端数処理パートナの金額に対して加算または減算されます。これは、分割金額の合計がトランザクションの総額になることを確実にするために役立ちます。一般的に、管理パートナが端数処理パートナですが、任意の利害関係者を端数処理パートナにできます。

端数処理パートナを選択しない場合、最大の所有割合を持つ内部利害関係者が端数処理パートナとして自動的に指定されます。内部利害関係者がいない場合は、割合が最大の外部利害関係者が端数処理パートナと指定されます。

端数処理パートナの例

合弁企業ABCには4つの利害関係者が存在し、それぞれが均等な25%の利息を持っています。301.50 USDの費用を利害関係者間で配分する必要があります。301.50 USDを4つの利害関係者間で均等に分割すると、75.375 USDになります。可能なかぎり均等に金額を分割しながら、有効な金額を持つ配分を作成できるようにするために、端数処理パートナが使用されます。このシナリオでは、3つのパートナに対して75.38 USDの配分が作成され、端数処理パートナに対しては75.36 USDの請求書が作成されます。これらの4つの請求書の合計は301.50 USDです。

パートナ 計算 配分金額
パートナ1 301.50 x .25 = 75.375 75.38
パートナ2 301.50 x .25 = 75.375 75.38
パートナ3 301.50 x .25 = 75.375 75.38
パートナ4 301.50 x .25 = 75.375 = 75.38 - .02 (端数処理修正) 75.36
NA NA 合計 = 301.50