利害関係者の設定

合弁企業のそれぞれのパートナについて利害関係者を設定します。利害関係者を設定したら、所有権定義に追加し、合弁企業におけるその所有割合を指定できます。

次の利害関係者を合弁企業に追加できます:

  • 外部利害関係者。管理パートナの組織の外部のパートナです。

  • 内部利害関係者。次の2つのタイプの内部利害関係者を設定できます:

    • 合弁企業の管理パートナを表すオペレータ内部利害関係者。

    • 管理パートナと同じ企業に属するパートナである、オペレータ以外の内部利害関係者。これらの会計処理は、Oracle Fusion Cloud Financialsにおいて合弁企業と同じ元帳で実行されますが、異なるコスト・センターまたはプライマリ・セグメント値で実行されます。

また、外部または内部利害関係者を、情報提供または監視のみを目的として合弁企業に参加する、関係のある利害関係者として設定することもできます。関係のある利害関係者は、合弁企業の原価および収益のシェアには加わりません。

利害関係者の設定時に、請求書と仕訳のどちらを使用して利害関係者から原価を回収し、利害関係者に収益を配分するかを決定します。どちらのオプションでも、請求書または仕訳を生成する前に実行する必要がある追加の設定が必要です。詳細は、「利害関係者を設定する前に」を参照してください。

「配分のみ」オプション

外部および内部利害関係者に対して請求書または仕訳を作成する必要がない場合は、それらの利害関係者を「配分のみ」として設定します。たとえば、管理パートナなどの内部利害関係者については請求されないようにしたり、資金が社内で転送されないようにすることができます。または、原価の係争中であったり、合弁企業の持ち分を支払っていないパートナにこのオプションを使用することもできます。この設定は、トランザクション金額が引き続き正しく分割され、利害関係者の計算済配分金額が当初トランザクションの金額と貸借一致することを確実にするために役立ちます。

利害関係者のステータス

次の表では、利害関係者のステータスについて説明します。ユーザー定義ステータスを利害関係者に適用することもできます。

ステータス 説明
待ち状態 利害関係者を設定するときの初期ステータス。
アクティブ 利害関係者を所有権定義に追加できます。そこで、合弁企業における利害関係者の所有割合を定義します。
非アクティブ このステータスは、利害関係者が合弁企業の参加者ではなくなった場合に使用します。