18 JSON用のSQLファンクションおよび条件で使用される句
JSONデータを使用するSQLファンクションのためのPASSING
、RETURNING
、ラッパー、エラー、空白フィールド、不一致およびTYPE
の句について説明します。それぞれの句は、SQLファンクションおよび条件is json
、is not json
、json_array
、json_arrayagg
、json_equal
、json_exists
、json_mergepatch
、json_query
、json_object
、json_objectagg
、json_serialize
、json_table
、json_transform
およびjson_value
のうちのいずれかまたは複数で使用されます。
- SQLファンクションおよび条件のPASSING句
Oracle SQLファンクションのjson_transform
、SQL/JSONファンクションのjson_value
およびjson_query
、SQL/JSON条件のjson_exists
では、オプションのPASSING
句を受け入れます。この句では、パス式で使用するためにSQL値をSQL/JSON変数にバインドします。 - SQLファンクションで使用されるRETURNING句
SQLファンクションjson_array
、json_arrayagg
、json_mergepatch
、json_object
、json_objectagg
、json_query
、json_serialize
、json_transform
およびjson_value
は、オプションでRETURNING
句を受け入れます。この句は、ファンクションから返される値のデータ型を指定します。この句についてと、デフォルト動作(RETURNING
句なし)について説明します。 - SQL/JSON問合せファンクションJSON_QUERYおよびJSON_TABLEで使用されるラッパー句
SQL/JSON問合せファンクションのjson_query
およびjson_table
は、オプションのラッパー句を受け入れます。これには、json_query
によって返される値、またはjson_table
列のデータに使用される値の形式を指定します。この句についてと、デフォルト動作(ラッパー句なし)について説明します。例を示します。 - SQLファンクションおよび条件のエラー句
JSONデータに対する一部のSQL問合せファンクションおよび条件は、オプションでエラー句を受け入れます。この句によって、ファンクションまたは条件によって発生した実行時エラーの処理方法を指定します。この句についてと、デフォルト動作(エラー句なし)についてまとめます。 - SQL/JSON問合せファンクションで使用される空白フィールド句
SQL/JSON問合せファンクションのjson_value
、json_query
およびjson_table
は、オプションでON EMPTY
句を受け入れます。これは、対象となるJSONフィールドが問合せデータ内にない場合の処理を指定します。この句についてと、デフォルト動作(ON EMPTY
句なし)について説明します。 - SQL/JSON問合せファンクションで使用されるON MISMATCH句
ON MISMATCH
句をSQL/JSONファンクションjson_value
、json_query
およびjson_table
で使用して、型照合の例外を処理できます。対象のJSON値が指定のSQL戻り値と一致しない場合に使用する処理を指定します。この句についてと、デフォルト動作(ON MISMATCH
句なし)について説明します。 - SQLファンクションおよび条件のTYPE句
SQL条件json_exists
と、ファンクションjson_transform
、json_value
、json_query
およびjson_table
ではそれぞれ、オプションのTYPE
句を受け入れます。この句では、JSON値をJSON言語型に関して厳密に(つまり、関連する"only"データ型変換項目メソッドが比較対象データに適用されたかのように)比較するかどうかを指定します。
親トピック: JSONデータの問合せ