13.16 JSON_TRANSFORMの演算子RENAME

JSON_TRANSFORMの演算子RENAMEは、フィールドの名前を変更します。

これは、LHSのパス式で対象となっているフィールドの名前を、RHSのSQL式の値に変更します。このRHSの式はSQL文字列に評価される必要があります。そうでない場合はエラーが発生します。

例13-31 JSON_TRANSFORM: フィールドの名前変更

このコードでは、フィールドabcの名前をxyzに変更しています。

SELECT json_transform('{"abc":1}',
                      RENAME '$.abc' = 'xyz',
                      SET '$.xyz' = 2)

結果:

{"xyz":2}

なお、新しいフィールド名は、操作RENAMEが終了するとすぐに有効になります。この例でのSETなど、後続のすべての操作でそれを参照できます。

演算子RENAMEで使用できるハンドラは次のとおりです。

  • REPLACE ON EXISTING (デフォルト)

  • IGNORE ON MISSING (デフォルト)、ERROR ON MISSING