5 BFILE
BFILEは、オペレーティング・システム・ファイル内のデータベース表領域外に格納されたデータ・オブジェクトです。BFILE型の表列に格納されたデータは、データベースではなくオペレーティング・システム・ファイルに物理的に置かれます。BFILE列には、オペレーティング・システム・ファイルへの参照が格納されます。
BFILEは読取り専用データ型です。データベースでは、BFILEに格納されているデータに対する読取り専用のバイト・ストリーム・アクセスが可能です。アプリケーション内でBFILEに対する書込みまたは更新を行うことはできません。
次の型のデータを保持する
BFILEを作成します。
- 図形など、アプリケーションの実行中に変化しないバイナリ・データ
- 後で操作できるように
BLOBやCLOBのような他のラージ・オブジェクト型にロードされるデータ。 - マルチメディアなど、バイト・ストリーム・アクセスに適したデータ
ハード・ディスク・ドライブ、CD-ROM、PhotoCDおよびDVDなど、オペレーティング・システムからアクセスする任意のストレージ・デバイスにBFILEデータを保持できます。データベースでは、オペレーティング・システムが、これらのオペレーティング・システム・ファイルへのストリーム・モード・アクセスをサポートしている場合、BFILEにアクセスできます。
- DIRECTORYオブジェクト
BFILEロケータは、ファンクションBFILENAME(DIRECTORY, FILENAME)を使用して初期化されます。この項では、DIRECTORYオブジェクトの初期化方法について説明します。 - BFILEロケータ
BFILEの場合、値はサーバー側のオペレーティング・システム・ファイルに格納されます。つまり、BFILEはデータベースの外部にあります。ファイルを参照するBFILEロケータは、データベース行に格納されます。 - BFILE API
この項では、BFILEでサポートされる様々な操作について説明します。 - 様々なプログラム・インタフェースのBFILE API
この項では、Oracle Databaseでサポートされる様々なプログラム・インタフェースのすべてのAPIを示します。