10.4 Oracle Textのコンポジット・ドメイン索引

Oracle Databaseの拡張性フレームワークのコンポジット・ドメイン索引(CDI)機能を使用すると、構造化された列をOracle Textで索引付けできます。したがって、テキストと1つ以上の構造化された条件の両方が、Oracle Textの単一の索引の行ソースによって満たされます。次のタイプの問合せのパフォーマンスが向上します。

  • SQL WHERE句内の、構造化された条件を持つOracle Text問合せ

  • 構造化されたORDER BY条件を持つOracle Text問合せ

  • 前述の2つの問合せタイプの組合せ

連結されたBツリー索引やビットマップ索引と同様、FILTER BY列およびORDER BY列の数が増えるに従って、アプリケーションではデータ操作言語(DML)のパフォーマンスが低下します。SCOREによるソートのプッシュダウンが応答時間の短縮のために最適化されている場合、構造化されたソートまたはSCOREと構造化されたソートの組合せのプッシュダウンも同様に、スループットの向上ではなく応答時間の短縮のために最適化されます。ただし、DOMAIN_INDEX_SORTヒントまたはFIRST_ROWS(n)ヒントを使用してフェッチ中にCDIにソートを含めるよう強制した場合、ヒットリスト全体を表示するには問合せ応答時間が大幅にかかります。